晴れ着姿で笑顔あふれる新成人(御坊市)
御坊市、由良町、日高川町、印南町で10日、平成28年成人式が行われ、艶やかな振り袖やスーツ、羽織はかまに身を包んだ新成人が大人の仲間入りを果たした。首長や来賓から祝福や激励を受けた新成人は家族や友人に感謝し、それぞれの夢や目標に向かって挑戦する決意を示した。各会場とも和やかなムードに包まれ、新成人らは友人と談笑したり、記念撮影するなど節目の日を楽しんでいた。
御坊市 市民文化会館で開き、242人(男127・女115人)が出席した。
柏木征夫市長が「美しいふるさと御坊で家族や多くの人々に支えられて成人したことを忘れず、将来の夢に向かって頑張ることはもちろん、時にはスローライフ、素晴らしい青春時代を楽しんで下さい。皆さんの前途が幸せで光り輝くように」と式辞。来賓の西本和明市議会議長、中村裕一県議も祝辞を述べた。
新成人代表で山田昇壱郎さん=薗=、野尻岬希さん=藤田町藤井=、阪本実紀さん=同町吉田=、田中智也さん=島=が誓いの言葉を述べた。出身中学校別に記念撮影を行い、新成人でつくる実行委員会が中心になり、32型テレビなどが当たるビンゴゲーム、中学時代の思い出写真スライドショー(DVD上映)を楽しんだ。
コンサートを楽しむ新成人(由良町)
由良町 町中央公民館で開き、振り袖やはかま、スーツ姿の新成人53人(対象67人)が出席した。
畑中雅央町長が「今日から一人ひとりが社会に参画するのだという意識をしっかり持ってほしい。今後を担っていく皆様の柔軟な発想力と行動力であらゆる可能性に挑戦し、大きく羽ばたかれることを心から願ってやみません」と式辞。
新成人を代表し小谷健太さんが「私たちは、多くの方の愛情と期待を未来への糧とし、美しい自然あふれるこの『ふるさと由良町』に生まれ育ったことの誇りと自覚を持って行動していきます」と誓いの言葉、記念品(フォトフレームクロック)を受けた中崎紘希さん、浜松奈摘さんも「これからの道は様々ですが、何らかの形で、生み育ててくれたこの由良町の発展に役立ちたいと思っています」と謝辞を述べた。
原千恵さんが町歌を独唱、同町出身のシンガーソングライター、藪下将人さんが代表曲「がんばれ故郷」や新曲を熱唱し門出を祝った。
友人らと喜ぶ新成人(日高川町)
日高川町 日高川交流センターで行い、対象者102人のうち、85人(男42・女43)が出席した。
市木久雄町長が「自分でしっかりと目標を定め、大きな志や夢を持ち、自分の力で人生を歩んでいかなければならない。権利と自由はこれまで以上に大きなものだが、社会的責任や義務は重くなっていく。それが大人。次世代を担う若者として若さと、みなぎる力で希望に満ちた将来へ進んで行かれることを期待します」と式辞。
新成人を代表して信濃健さんが「支え、守り、救い、与え、教える。そんな存在になるということが、大人になること。これらを意識しながら生きる日々の積み重ねが私を大人にする。今日という成人の日は私にとって決心する日。カッコイイ存在になれるように、なりたい自分になれるように、努力を惜しまずに日々を生きることを誓います」と決意表明した。
日高医師会のストップ・ザ・スモーキング・アンケートの後、全員で記念撮影した。
友達みんなでハイ、ポーズ(印南町)
印南町 町体育センターで開き、対象77人のうち76人が出席。式典で日裏町長は「今日まで支えて下さった家族や地域の皆さん、友人らに対する感謝の気持ちを忘れないように、そして印南町で生まれ育ったという誇りをこれからも持ち続けていただきたい」と述べ、思想家・吉田松陰の「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」という言葉を紹介し「社会に出ていろいろと困難なことに遭遇されると思うが、自分を信じ乗り切っていただきたい」と激励した。
新成人を代表して浜口佳憲さんと上平麻加さんが「印南町で生まれ育ったことを誇りに思い、お互いこれからの人生頑張っていきましょう」「世の中に貢献し、花も実もある人生をしっかりと歩んでゆける大人になるために、日々努力することを誓います」と誓いの言葉を述べ、全員でくす玉開きで祝った。
実行委員会主催の第2部は中学校時代の恩師を招いての交流会もあり、中学校時代の恩師を交えて歓談したり、福引きなど楽しみ、最後に町体育センター前駐車場で一斉に風船を放つバルーンリリースで祝った。
その他の主なニュース
● 由良町の興国寺で奇祭の天狗まつり
● 由良町消防団が出初め式で士気高める
● 御坊市文協文化賞祝賀会で山崎武男氏(剣道)RAKUYU(劇団)たたえる
● 第54回美浜町駅伝大会で陸上自衛隊A(一般の部)ら優勝