潜堤を設置するなど整備した衣奈海岸
由良町衣奈海岸で進めていた整備工事が、ほぼ完成した。波による浸水被害で浜がやせてきたのを受け、浸食対策として、かつての姿をとり戻そうと3年近い歳月と約8億円の事業費を投入して整備。近く竣工検査が行われる。
町は、海岸保全施設整備事業として平成23年度から5カ年計画で着手し、国の補助を受け平成24年11月から着工した。
同事業では、海岸の両端にコンクリート製の突堤(延長40メートル、90メートル)、海に潜堤を2カ所(いずれも延長75メートル)新設したほか、護岸工事(300メートル)も行い、浜に3万立方メートルの砂を入れた。
町内に指定の海水浴場はないが、衣奈海岸は人気スポットの一つ。今年度が事業最終年度で、工事は順調に進み海水浴シーズンに間に合った。海岸整備に伴い、町単で海岸沿いの町道改良工事も実施し、道幅を7メートル(旧道の幅員2・5~3メートル)に広げた。周辺には民宿や旅館が建ち並んでおり、海岸を整備したことで、かつてのように賑わえばと期待が寄せられている。事業費約8億円のうち、国が2分の1、県が4分の1を補助。
設計は(株)センク21和歌山事務所=小杉雅行所長、和歌山市=、施工は(株)川端組=川端孝司代表取締役、由良町小引=、(株)大志建設=石本正信代表取締役、同町吹井=、貴志建設(株)=貴志八一郎代表取締役、同町網代=、(株)梶工務店=梶正典代表取締役、同=、(株)池本組=池本栄太郎代表取締役、同町里=、(株)明生工業=森鎌保代表取締役、御坊市湯川町小松原=、(有)神谷産業=岩崎和人代表取締役、同町神谷=、(株)中井組=中井賢次代表取締役社長、湯浅町=、第五工業(株)=山田敬三代表取締役、和歌山市=。
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