地域包括ケアシステム拠点施設の完成予想図
日高川町が所有する土生の旧国立薬用植物栽培試験場跡地を、町と社会医療法人黎明会が賃貸契約を結んで地域包括ケアシステム拠点施設を誘致する「介護老人保健施設和佐の里サテライト川辺(仮称)」がいよいよ着工。16日午後1時から現地で地鎮祭を行い、今秋の開所を目指す。
国立薬用植物栽培試験場跡地は大成中学校南にあり、平成24年に閉鎖し、日高川町が地域包括ケアシステム拠点施設の誘致を目的に土地を購入。公募の結果、応募は黎明会だけで、令和元年6月に選考委員会がプレゼンテーションなどを経て黎明会を選定した。
昨年1月に町と黎明会が賃貸契約を締結し、建築確認申請、設置許可申請などを済ませて着工にこぎ着けた。施設は、木造平屋の建築面積998・67平方メートルの施設にサテライト型入所サービス25床と通所リハビリテーション、施設南側に駐車場が設けられ、敷地内を東西に横断する幅4メートルの道路を新設し、大成中に通じる東側の町道から旧大成中のグラウンドへの往来を可能にする。現在、黎明会が運営する介護老人保健施設「和佐の里」にある在宅介護支援センター・川辺事業所や通所、訪問リハビリテーションの実施、「集まる場所」の提供で看護師や社会福祉士などによる健康支援や介護予防事業を予定している。
地鎮祭には、黎明会の北出貴嗣理事長、河島昭隆本部長、尾崎充施設長ら関係者と久留米啓史町長、町議会、地元関係者、施工業者らが出席して神事で工事の安全を祈願する。
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