小池理事長あいさつ
新喜劇メンバーらと共演する子どもたち
一般社団法人御坊青年会議所の創立50周年記念事業「御坊版吉本新喜劇」は17日、御坊市民文化会館大ホールで開催した。新喜劇の石田靖さんが座長を務め、御坊の魅力を盛り込んだオリジナルストーリーで、オーディションで選ばれた日高地方の小中学生55人も出演。新喜劇の役者たちと堂々とわたりあい、客席から大きな拍手が送られた。
昭和43年4月に創立した御坊JCは今年で50周年を迎え、記念事業として吉本興業(株)の協力を得て「御坊版吉本新喜劇」を企画。昼と夕方の2回公演(プログラムは2部構成)で、地元の子供たちは半数ずつ新喜劇に出演した。
昼公演はほぼ満席で、御坊少年少女合唱団が「手のひらを太陽に」など4曲を合唱してオープニングを飾った後、小池知明理事長がこれまでの歩みを振り返り「今回は御坊日高のオリジナルストーリーを書き上げて頂きました。子どもたちはオーディションに応募して合格され、3カ月間の稽古に励んできました。稽古が進むにつれ、大きな声で、子どもたちの絆も深まって、万全の態勢で今日を迎えています。温かい声で応援してあげて頂きたい」とあいさつ、記念事業に寄せる思いも語った。
続いて、Enter Dance Studioがブレイクダンスやヒップホップなどをエネルギッシュに踊った。
後半は吉本のプログラムで、日高地方出身の芸人がいる42号線、和歌山県住みます芸人・わんだーらんど、マドンナのほか、スマイル、かつみ・さゆりら5組が登場し軽快なしゃべりで機嫌を伺った。
この後、いつものオープニング曲にのせて新喜劇が開演。今回は御坊のことを盛り込んだオリジナル物語で、石田さん、未知やすえさん、吉田ヒロさん、宇都宮まきさんら新喜劇メンバーに加え、ジミー大西さんも出演。
御坊で屋台のラーメン屋を出す石田さんが移住を考える夫婦から御坊の魅力について聞かれ、紀伊御坊駅、ロマンシティとローカルネタを盛り込みながら「人がやさしいし、気候が温暖。子供も元気」と話す中、地元の子供たちが登場し「まんじゅうがおいしい」「高速道路」「花がいっぱい」とさらにアピール。自己紹介と「将来何になりたいか」との質問にも堂々と答え、石田さんとのかけあいが客席の笑いを誘った。
そんな石田さんの所に、姉を演じる未知さんが、夫が無断で仕事を辞め絵を描いていることに立腹し弟を頼ってきたところ、夫役のジミーさんも妻を追ってくるが借金取りにも追われる始末。
姉夫婦のよりを戻させようと一芝居うつが失敗、本当に危険な目にあう妻を夫が救出、絵を描いていたのは妻を想ってのことと誤解もとけ、地元の子どもたちと絵を通じて交流するなど優しい一面にも気付き2人が仲直りする話。
終盤にも子どもたちが登場し、ジミーさんのやさしい一面を伝える重要な役割を演じたほか、全員でボケたり新喜劇ならではの「コケ」も披露し、堂々とした演技で客席を沸かせた。
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