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印南町 中学校統合推進大きく前進 建設予定地決め、町長に答申  〈2022年3月4日〉

2022年03月04日 08時30分00秒 | 記事


森川委員長(右)から答申書を受ける日裏町長


統合中学校建設予定地周辺(赤枠が予定地)


 印南町中学校統合委員会(森川要委員長、15人)は2日に町役場で開き、統合中学校の建設予定地を印南地内の宇杉ヶ丘団地東側の宇杉と光川両区にまたがる土地を適地と決め、3日に森川委員長と大江輝男副委員長が日裏勝己町長に建設候補地の調査結果として同地が適地とし「統合中学校建設に向け推進していただきたい」と答申した。建設予定地が決まったことで中学校統合は大きく前進したことになり、町は答申を受けて開発行為許可申請手続きなどに向けて関連予算を当初予算に計上する方針で日裏町長は「一日も早く統合中学校ができるよう努めたい」と述べた。

 統合委員会は昨年11月に開いた第2回会議で統合中学校建設予定地は印南地区が最適地とし、候補地の調査を町に求め、町は昨年12月議会で900万円の補正予算を計上し調査を進めていた。2日の第3回会議で調査報告を受けて審議した結果、地権者の協力もあり土地取得が可能であることや土地の造成が可能でさらに広い面積が確保できることなどから宇杉ヶ丘団地東側の土地を適地と判断した。予定地の広さは7・5ヘクタールで地権者は43人。
 建設予定地が示されたことで統合に向けて大きく前進。町は都市計画法に基づく開発行為許可申請や林地開発許可申請の手続きに入ることになり、関連予算を当初予算に計上し、来年度中の許可取得をめざす。申請手続きとともに土地や物件の取得に向けて地権者へ協力を求めていく。
 申請許可が下り次第、造成に入る。校舎や体育館など施設の建設、校名・校章・校歌を決める作業などもあり、統合委員会は引き続きそれらに携わる。
 答申後、森川委員長は「建設予定地決定は第一歩である。今後、クリアしていかなければならない課題もあるが教育行政の極めて重要な施策であるのでよろしくお願いします」と統合推進事業の強力な推進を要望。日裏町長は「費用もかかると思うが、子ども達に素晴らしい教育環境を作るため一日も早く完成できるよう努める」と力強く応えた。


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