女性グループメンバーや宮本代議士とともに
支持を呼びかける楠本氏ら
3月31日告示、4月9日投開票の県議選(御坊選挙区・定数1)へ、共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=の決起集会となる日本共産党県政・国政報告会「早春のつどい」が4日、御坊市民文化会館で行われ、支持者ら(主催者発表)約450人が参加した。楠本氏は再選へ「やりたいことがいっぱいある。もう1回、当選させて下さい」と支持を呼びかけるとともに、選挙戦に向けて士気を高めた。選挙戦は自民党前職の中村裕一氏(62)=熊野、当選8回=との一騎打ちが確定的な状況。
早春のつどいは、楠本氏の後援会組織「はげます会」が主催で「地域とくらしの願い 県政へ」をテーマに開催。共産党の宮本岳志代議士(比例近畿)が国政報告とともに応援に駆けつけた。同会吉本眞太郎代表は「4年前と同じく中村氏との一騎打ち。2回目の今回も挑戦者として住民の声、ねがい、希望を聴き、政策で対峙し正々堂々と戦い抜こう。中村氏との戦いは、バックに巨大な力をもつ二階陣営との戦いでもある。前回以上の戦いをして無数の草の根の訴えをしない限り我々に勝利はない。必ず楠本氏を県会に送り出すためにともに頑張ろう」とあいさつ。宮本代議士は軍事費を5年で43兆円に増額、来年度1・4兆円も上積みする岸田政権を痛烈に批判し「お金を軍事につぎ込み危険な道に進むのか、平和の道に進み子どものために使うのか。平和への思いを楠本氏に託していただきたい。前回勝利に導いた皆さんの大きな世論と運動で楠本氏の議席を何としても守り抜いてほしい」と訴えた。
楠本氏は、地球温暖化対策・災害対策として自身が特にこだわっている日高川水系整備計画が進んでいることなど、4年間の取り組みを紹介。高校受験に失敗し定時制に進んだ生徒が教職員の温かいサポートで成績を上げ立派な社会人となったこと、市役所の献身的なバックアップで生活保護家庭の子どもが就職に必要な自動車免許を特例で取得し家族が生活保護を脱却したエピソードなど話し、「1人の悩みが行政を動かす。温かい行政が必要。子どもたちが健やかに育てる社会をつくらねばと教師を辞めて市会議員になり、いまは県議をさせていただいている。今回は、私に4年間県議をやらせてみてどうだったか、と問われる選挙。県にはとても広い視野で見なければならない多くの課題がある。この4年間でやりたいことがいっぱいでてきた。皆さんのお力添えをお願いします」と訴え、長女の香織市議や小川春美市議ら女性の支持グループメンバーとともに支持を呼びかけた。
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