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印南町が1日「防災の日」に合わせ防災訓練 〈2022年9月2日〉

2022年09月02日 08時30分00秒 | 記事


ドローンの操作方法などを確認する


 印南町は1日、「防災の日」に合わせて地震発生初期を想定した防災訓練を行い、災害時に道路崩壊や土砂崩れ、家屋被害の状況把握など災害対策を目的に導入しているドローンの操作訓練や身の安全を確保するシェイクアウト訓練に取り組んだほか、夜に自主防災会連絡協議会主催で防災講演会も開催し、災害に対する意識向上を図った。

 操作訓練にはドローン操縦技能証明証取得者で構成するドローン隊メンバー30人のほか、今年度採用職員7人も参加。当初、地震が発生し、災害対策本部から情報収集にあたるよう指令を受けたとの想定で、役場庁舎駐車場からドローンを飛行させ、いなみこども園、かえる橋、印南八幡神社付近の上空を操縦を交代しながら飛行。上空からの映像を送る情報伝達訓練を予定していたが雨のため役場会議室での操作訓練に変更し、参加者は操作や操縦方法を確認した。訓練を見守った日裏勝己町長は「いざという時に迅速、的確に使いこなせるよう備えてほしい」と話した。
 シェイクアウト訓練では、役場のほか、小中学校でも実施。緊急地震速報のメッセージが流れると職員、児童・生徒はその場でシェイクアウトで大切な「3つの安全行動」である「まず姿勢を低く、頭を守り、動かない」を実践しながら机の下などに身を隠し安全を確保した。
 同町は防災の日をはじめ、阪神淡路大震災や東日本大震災の発生日に合わせて定期的に訓練を行っており、ドローン隊代表で総務課の坂口哲之さん(27)は「より有効かつ効果的にドローンを活用できるようにしたい。災害時など危機対応への意識を新たにしてもらうためにも今後も定期的に各種訓練に取り組んでいきたい」と話した。


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