初登庁で花束を受ける松本秀司町長
24日執行の日高町長選挙で無投票再選を果たした松本秀司町長(66)=志賀=が26日、初登庁した。松本町長は笑顔で花束を受けた後、就任式で職員を前に「衷心からの決意なしに成就もありはしない。責任は私がしっかりとる。日高町政発展のために、一緒に汗をかいていこう」と訓示。3期目の松本町政をスタートさせた。
松本町長は午前9時に町役場前に到着。玄関前で職員ら70人の拍手に迎えられ、女性職員2人から贈られた花束を笑顔で受けた。続いて役場3階大会議室で就任式を行い、代表して田中達也副町長が「無投票当選を職員一同、お祝い申し上げます。過去2期の行政運営、実績が評価されたのだと思います。町長が掲げる笑顔で健康に暮らせる町づくり実現へ向け、職員一丸となって、職務に精励していきます」と当選祝いを述べた後、松本町長が訓示した。
2期目は厳しい財政状況下にありながら、保健福祉総合センター内に第3学童保育所を開設、志賀小学校を増改築し、比井と志賀両小統合など子育て支援、教育環境充実に取り組み、県道や町道の整備、砂防えん堤の造成など防災対策にも注力した。
松本町長は「後半2年間はコロナ禍の中、ワクチン接種など対応に追われながらも通常の施策もしっかりとこなせたのは、職員の皆様の責任感と協力があったからこそ」と感謝。今後4年間に向けて「健全財政を堅持しながら、誠実と情熱を持って全力を傾注する覚悟です」と決意。
日常の生活道路、防災道路、通学路としての県道や町道の主幹道路整備促進とともに、地震、集中豪雨から守るための砂防えん堤整備、河川改修、ため池整備促進の防災に重点。産湯海水浴場や町営温泉館「海の里」みちしおの湯など比井崎地区の海岸筋ルートに、民間活力による旧比井小跡地有効利用で地域拠点を確保する観光振興、胃カメラ等のがん検診自己負担無料化など新たな施策へも取り組む。
職員に向け「私に寄せられた大きな期待は裏を返せば、職員皆さんに寄せられた期待でもある。コロナ禍の終息が見えない中、事業を進めていく上で、しっかりとスピード感を持って、強い熱意で取り組んでほしい。自分ができると考えた実行の決意こそ大切。成功は、いかに誠実に一生懸命であるかの一事にかかっている。どうか気持ちを新たに、町民の福祉向上のため、より一層のご支援とご協力をいただきたい」と訴えた。
その他の主なニュース
● 5月末にかけて日高港塩屋緑地Sioトープで鯉まつり開催
● 和歌山県ゴールデンキッズ発掘プロジェクト37人認定
● 15日 御坊市民吹奏楽団30周年記念コンサート開催
● 御坊市教育委員会 10ヵ月健診時に絵本プレゼント