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日高町長選に現職松本秀司氏が再選出馬を表明 〈2017年12月19日〉

2017年12月19日 08時30分00秒 | 記事

次期町長選へ意気込みを表明する松本町長


 来年4月17日告示、22日投開票の日高町長選挙に現職の松本秀司町長(61)=当選1回・志賀=が正式に出馬を表明した。18日の町議会12月定例会一般質問で井垣弥議員の質問に答えた。松本町長は、より一層スピード感を持って施策を進め、町民の声を聞きながら、町づくりを着実に進めたいと決意を新たにした。

 井垣議員は18歳までの子ども医療費無料化の拡大、内原・志賀の学童保育所の設置、子育て支援センタークエっこランド充実など子育て支援、学校支援員配置、発達障害等を持つ児童生徒への学習支援、日高中学校改修など教育環境といった松本町長任期中の成果を一定評価した上で「まだ道半ばと捉えている。任期も半年を切った今、出馬の意志を伺いたい」と質問。
 5団体から次期町長選の候補者として推薦された現状を踏まえ、松本町長は「身が引き締まる思い。公約の実現には道半ばだと正直思っている。しかし、就任から3年半、自問自答しながら、無我夢中で誠実に精一杯、町民のため町政に取り組んでこられたと思う」と振り返った。
 防災、地方創生、道路改良など山積する課題を上げながら「引き続いてより一層、スピード感を持って取り組みたい。長期総合計画に則り、町民の声を聞きながら、町づくりを着実に進めたい」との考えを示し「目の前にある仕事を全力で取り組み、次期町長選に立候補し、私の考えについて町民に信を問う覚悟を固めた」と正式に出馬を表明した。
 井垣議員は公約に掲げていた防災コミュニティー公園構想についても質問。松本町長は「子どもたちの施策は待ったなし。私の責務」として教育環境整備を最重要課題に位置づけ、構想を一時保留にした経緯に触れた上で「平時は子どもからお年寄りまで楽しめる場となり、災害時には2次避難場所としても活用でき、魅力ある町づくりになる。多くの財源がかかる施策で、有効活用できる町有地などがあり、見通しが立てば適切な時期を見て検討したい」と継続して取り組む意向を示唆。
 井垣議員は小学校統合問題での町長のリーダシップについて問い、松本町長は「総合教育会議で2校統合という形で確認したが、学校、保護者、関係する皆さんと相談した上で、その中でリーダーシップをもって取り組みたい」と答えた。
 現時点でこのほか、新人擁立も含めた具体的な動きはなく、低調ムードが漂っている。


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