診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

忙しさを言い訳に

2019-09-01 03:32:21 | 三菱ふそう
深刻な状況をスルーしてました。







先週エアコンが効かないキャンターを預かり、セルモーターから火が出て急遽
リビルトに交換しました。
そのダメなセルは軽油でしっとりと濡れており、長い時間で染み込んで発火したんだろうなと
思いながらとりあえずその日の夜に使えるように納車しました。
そしてコンデンサモーター(対策品)が入荷したので交換作業。

以前はガスを抜かずに交換してしてましたがACSが来てからは抜いたほうがそっくり外すなどで
作業効率が上がります。







ファンモーターはすんなり終わり



発火原因の燃料漏れを調べると、サプライからコモンレールにつながるパイプ(フランジ)から
漏ってました。
しかもレール圧を上げるとピャーと吹き出すんです。ピャーっと
せいぜいポタポタ程度でしょと思ってたのが甘かった。
その漏れた下にセルモーターが鎮座してるので
加速中は常に浴びてた状態だったんですね。
ほんと軽く考えてた、これで修理入庫が伸びてればセルモーターダメにするところでした。
いや、違うな
車が燃えてたんだろう。

ドライバーさんはずっと軽油臭かったよと言ってたし



点検時に契約ディーラーに言っても治さないしってことで
もう知らんわって諦めてたって。
耳が痛いな・・・今後もっと気を付けよう。



三流さんの工具からフランジソケット借りて締め直しで漏れは止まりました。





極力丁寧に煤を取り除いて再装着。



あとは異音出してるフロントハブをオーバーホール予定です。
頼むからもうちょっと真面目に点検修理してくんねえかなぁ・・・







発火したセルモーター
これ見た後、漏れを直さずに納車してしまった自分の愚かさに鳥肌たちました。
ハブはまだ少し先延ばしにできると判断したので来週半ばに入庫予定です。
まだまだ続くよ!