よほど注意深く見ないと・・・

100系ハイエース

左ハブにデフオイルが回ってしまった症状。
シャフトシールの消耗、損傷かな？なんてバラしはじめました、が・・



まずシールのリップのアタリがまったく無い。
あわせてスタッドボルトが削れてる。

こりゃどっかでやってるね。




簡単に測定したらシールが当たるカラーが奥に挿入しすぎてリップに全く当たらないのが発覚。
そりゃ漏れるよね。



SST無いのでサンダーで削り～のタガネで割り～のではずし




ABSリングも破壊してはずし




リップの位置とカラーの位置をどの辺に合わせたらいいのか測定。
45mmのところに元々のカラーの跡が残ってるじゃん・・・
完全に組み付けミスなんですが、なんら位置決めの刻印とかも無いから
分解前に注意深く観察しておかないとダメですね。

ABS付く前の車両なら何度か作業したことがあって、ただのでかいベアリングを圧入するだけなんですよね
だからこういう疑問に思うような不具合じゃなければ、自分も同じミスをしてたかもしれません。

続けて不可解な故障？というか予想のしにくいトラブル。




UCF30セルシオ
エンジン真ん中から煙が出たってことでレッカーされてきました。




スロットルボディに設けられてる、冷却水路を埋めるプラグが抜けて
水蒸気が噴出したんですね。
幸いエンジン止めてくれたんでオーバーヒートはしなかったようです。




ただねぇ・・・アルミ製のプラグを圧入してるだけなんで軽く叩きつつ
2液性の接着剤で固めるしかなし。
こういう故障もあるんだねえ。





お次はキャンター、バッテリーランプの点灯




完全に発電不良。
というか、バッテリーランプが点いたからバッテリー交換しましたって・・・
こちらとしてはバッテリーの点検が省けたから良しとしましょう。




で、リビルト品
世の中激安品もあるんですけど、信用にも関わるんでちゃんとした所でちゃんとした物を発注
なのにプーリー曲がってる。




部品商にとりあえずプーリーだけ古いの使うから。と了承もらったんですけど
運悪く前期後期でシャフト径が違う・・・




大至急、代替品を手配させて、時間ができたので確認したら箱に傷。
落としたな？
忙しさにかまけて到着時に確認しなかったうちにも少しの責任はあるかな？







なんとか間に合って、一通りの点検を済ませ納車しました。