KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

すべり台ひとつ、ドア1枚でも

2006-03-12 23:19:21 | テレビ番組

 NHKスペシャル「こどもの事故は半減できる」を見た。非常に考えさせられた。番組ではらせん式階段のあるすべり台で、階段から転落して内臓を損傷した女の子や、ドアに指を挟まれてけがをした女の子などが紹介され、親がほんのちょっと目を離した隙に、とか、子ども同士で遊んでいて危険を察知できなかった、といった話が紹介された。玩具では安全対策は昔から施されてきた(例えば、飲み込めないように大きくしたり、角を丸くしてけがしないようにしたり)けれど、一般の施設、とりわけ公園の遊具にほとんどそれがなされていなかった、というのはちょっと問題だと思う。

 子どもが遊具でどういう遊び方をするか、事故を検証するプロジェクトの人達によって調査した結果、階段の登り方ひとつとっても、子どもは外側の広い段を上らず、内側の狭い、急な段を上って行くことがわかった(しかも内側には手すりもなかった)。遊具を設計した大人が意図した遊び方を、こどもの方はせず、自分たちで遊びやすいように遊んでいる。見ている方がヒヤヒヤするくらいに。その結果、けがをしてしまったり、時には亡くなる子どもも出てしまう(乳幼児の死亡原因のトップが不慮の事故、だそうだ)。そういった事実を見せられると、大人はこどもを「十分に」見ていなかったのでは、という印象さえ受ける。

 今の時代、少子高齢化がすすみ、どちらかといえば老人介護などの問題に目が行きがちになるけど、本当に大事なのはぼくら世代が持つ、小さい子どもにこそ目を向けて、対策を行わなければいけないのではないか?子を持つ親だけでなく、遊具のメーカー、管理する自治体など、周囲の大人が知恵を出し合い、難しいけれど「スリルがあって、かつ安全な遊具」を開発できないものだろうか。間違っても、「危ないから撤去」という大人の事務的判断で子どもを育ててはいけない。

そんな気がした。

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川津桜と黒船とおおかん桜の8000倍

2006-03-11 22:08:52 | 旅行記

 先週、TVのニュースで「河津桜まつり」のことを報じていて、行ってみようと思っていたのだが、期間が10日、つまり昨日で終了の予定だった。しかしその後、開花が予想より遅れていたらしく、12日まで延長だとのこと。これはチャンスとばかり、さっそく河津へ。

 熱海から伊東線に乗るのは実に久しぶり、それ以上に、伊豆急は乗ったことがなかった。一旦その伊東で下車。先の切符をまだ買っていなかったからだ。ホームは何故かカメラを構える鉄道ファンが大勢・・・。今回の旅のもう一つの目的、今春引退の決定した「リゾート21”初代”黒船電車」の特別運転会があったのだ。この列車に乗って河津まで直行、といっても伊豆急は全線単線なので、駅に着くたび交換のために停車する、しかしドアは開かない。伊東からだいたい50分ほど走って、目的の河津に到着。

 河津桜は開花が1月下旬から2月頃と通常より早い。自分が来たときには、だいぶ花は散り、半分はほぼ葉桜の状態だった。ただ場所によっては、まだ十分満開の桜もあり、至る所で写真を撮ったり、露店の饅頭に舌鼓を打つ姿も多数見られた・・・。

河津桜を後に、熱海方面へ戻る、復路もまた(偶然にも)黒船の特別列車だった。ただ伊東まで行かず、伊豆高原が終点だった。この後、隣接する車庫で入場無料の撮影会があるとのこと。

 ここでは、これから満開になるであろう大寒桜(おおかん桜)を観ることに。ただ祭りが第1回ということもあり、先の黒船の撮影イベントと重なって、観光客のほとんどはカメラを構えた鉄ちゃんだったり、ちびっ子連れの家族だったり・・・。ま、ぼくも人のことは言えないのですがね。

 帰りは各駅で熱海まで。元・東横線用8000に初乗車。今回は現役そのままの8両(4両×2)。静岡に来てあの懐かしいモーター音が聴けるとは・・・。ただし、これが増える代わりにリゾート21や旧115が廃車になる現実を思うと、心中複雑ではあるが。

今回の旅の模様も、自サイトの「ShorTrip」に書くことにしよう。

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謝罪文

2006-03-08 22:05:43 | 日記・エッセイ・コラム

昨年11月、本ブログにて、こんな事を書きました。

>「納豆と豆腐、どちらも中国から入ってきたものだけど、向こうでは当時、納豆のことを豆腐、豆腐のことを納豆と言った」さらに、両者は同時に伝えられたそうだが、その中で名前が逆転してしまったらしい、とのこと(以下略)。

・・・これが、まったくの「ガセネタ」であることが、今日放送された「トリビアの泉」で明らかになりました。

読んで下さいます皆様に多大なるご迷惑をかけましたことを、ここに深くお詫びいたします。

ガセビアの「本文」はこちらから。

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鯨のステーキ

2006-03-07 22:01:32 | 食・レシピ

「一昨日の晩ご飯、何を食べましたか?」という、某脳トレ系ゲームのCMを見ているとなぜか無性に悔しいと感じる。だから今日は2日前の晩ご飯について。

前回も書いたが、日曜日は慰安旅行の後半。帰りはまた海ほたるに寄った。職場の人達へのお土産と同時に、晩ご飯のおかずもついでに調達。売店の隅で冷凍だけど鯨のステーキを見つけた。鯨の肉は小さいとき、ジャーキーとして食べたっきりで、味はよく覚えていない。半分興味本位で買ってみることに。

 で、調理。冷凍なのでまずは解凍しなければならない。解凍を終えてレンジから取り出してビックリ。肉をのせたお皿が見事に真っ赤っか・・・!言うまでもなく鯨の血で、触るとあっちこっちに飛び散るので、自分の手はもちろん、キッチンもやはり真っ赤っか。この情景を知らない人が見たらさぞ凄惨に見えることだろう(そんなわけないか)。でも焼き方は普通のステーキと変わらないが、臭いはちょっとキツイ。バターがあればまだ良かったのだが・・・。

で、食べてみた。感想としては「・・・・」。付いていたステーキソースで何とか味を調えたけど、やっぱり最初に感じた鯨臭さ(?)は完全に払拭できず。まぁ、こんなもんでしょうな。

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3月の慰安旅行ダイジェスト

2006-03-05 22:12:02 | 旅行記

 週末、職場の慰安旅行で千葉方面へ行って来ました。横浜にいる本社の人達と合流するため、集合の2時間前には出発、といっても集合が午前10時なので、普段の通勤時と同じ時間に起きてもだいじょうぶ。

 昔、まだぼくが入社する前の慰安旅行で千葉方面に行ったときのこと、その頃は横浜の本社から三崎へ向かい、そこからフェリーで車共々千葉へ、マザー牧場など南房総方面を巡ってまた帰りはフェリーで戻る・・・。というコースだったそうだ。それが今回は、アクアライン1本で、途中海ほたるに寄っても1時間ほどで木更津へ渡れてしまう。

 最初の目的地は袖ヶ浦にある「東京ドイツ村」。ここではバーベキューとドイツビール、パターゴルフを楽しんだ。酒に弱く、まして昼間からビールなんて飲むことは滅多にないので、すぐ酔っぱらってしまい、その後のパターゴルフはもう散々。力加減がまったくわからず、強く打って隣のコース入ったり、アスファルトの通路から打ったり・・・。

 そんなこんなで(?)宿泊地のある養老渓谷へ。ここも1時間程度でたどり着ける。温泉は夕食の宴会前、宴会の後、そして早朝の計3回入る。3回目ともなると朝食前で空腹のせいもあり、本当にのぼせてしまう。旅館の窓から、養老川と粟又の滝を見下ろすことができるが、そこで、照明をたいている人を何人かみかけた。最初は滝のライトアップかと思ったが、そうではないようだ。

 その夜中、0時回った頃、なにやら怪しい声がするので外を見ると、先程の滝で、まだ照明があかあかと輝いている。そして声をよく聞くと「本番、スタート・・・OK!」。どうやらここをロケ地としたドラマか何かの撮影をしているようだった。後輩が下に降りて見に行こうとしたら、入り口が封鎖されていたらしく、詳しい様子はわからなかったそうだ。これはぼくの推測だけど、昼ドラの最終回あたりの撮影かな、と思っている。昔、よく似た光景を昼ドラで見たから。

 翌朝、出発前に、せっかくなのでこの粟又の滝へ降りてみることにした。美しい滝と日の光に反射する水面・・・。あまりに神秘的に感じたので、写真を何枚か撮る。川辺には、昨日のロケで使われていたらしい、照明のケーブルや炭火の跡がまだなまなましく残っていた。今晩も撮影するのだろうか、それとも・・・・?

 春が近いとはいえ、まだ桜はなく、梅も少し咲いている程度で、殆どはまだ枯れ木の状態だった。もう少し暖かくなって花が咲き乱れる風景を想像しながら、デジカメで風景を収める。

 3月に慰安旅行、というのも、最初は中途半端な気もしたが、なかなか楽しかった。時間に結構余裕があるので、もう2,3カ所くらい追加してもよかったのでは?と、終わった後なのに思う。

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たかされ技術倫理

2006-03-03 01:09:02 | 日記・エッセイ・コラム

今日は仕事中に見つけた、このコラムの感想をば(先に読んでいただけると後の話がわかりやすいと思う)。

 「技術倫理」という言葉をこのコラムで初めて知ったわけだけど、よくよく考えたら、これは当たり前のことであって、逆に今までなかったのが不思議でならない。最近の○イブドア事件や、耐震強度偽装事件、ちょっと前に問題になった、少女による母親毒殺未遂など、違法スレスレ、あるいは明らかに法を反した行為も「バレなければ」平然とやってのけたわけだから。科学技術が隆盛する反面、倫理が蔑ろにされている事例をみて、技術畑で生きている自分として大変かなしい。

 コラムの中では、科学=「正義」の代表格として、鉄腕アトムの「お茶の水博士」が登場し、その後、仮面ライダーの「ショッカー」の登場で科学=悪という図式ができた、と述べている。もちろん、それぞれのマンガには描かれた当時の時代的背景が色濃く反映されていて、「鉄腕アトム」は、高度成長期が順調に発展した未来の理想世界が舞台で、「仮面ライダー」は当時の公害問題、原発建設反対運動などが背景にある。どちらに影響されたかによって、科学の捉え方が変わってくるのは致し方ないとして、少なからず科学技術の恩恵を受ける今の私達の現状は、はたしてどちらの世界に近いだろうか?

 IT技術が進歩し、今やパソコン1台あれば、メールや情報収集はおろか、買い物から株取引までなんでも出来てしまう。それをいいことに、「顔や名前さえ出なければ何やったってかまうもんか」といって匿名で掲示板に悪意ある文章を書き込んだり、ネットオークションでの商品が来ない、お金が来ないといったトラブル、ウィルスメールを開いてしまって機密情報がネットで公開・・・。そんなニュースが起きるたび、「倫理」はどうなっているかと嘆くキャスターが多いが、では、倫理、道徳はどうやって身につけるのか?

 ぼくが小学、中学生の頃は授業に「道徳」はあったけれど、ほとんど行われなかったと思っている。だいたいクラス会議か、他の遅れている授業か、あるいは外で遊んでいただけかもしれないが、覚えていない。そんな中でどうやって道徳、倫理を身につけたのか?幸か不幸か、ぼくの場合、両親が躾に関して厳しい方だったので、「これはやっていい、これはダメ」というのを小さい頃から事細かく言われていたし、小遣いも少なかったせいもあるが、モノを買うことを「我慢」する事に慣らされていた。あとは図書館で本を読んだり、小説を読んだり、ブログを書いてみたり・・・。すこし話が脱線したが、そうやって少しずつ「学習」していったわけで、要は自分の中の「良心」が物事の全てを決める、これに尽きると思うのだが。

みなさま(特に技術系のみなさま)はどのように考えますか?

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MACK THE KNIFE

2006-03-01 21:58:45 | 音楽

今日はこれを書かせて欲しい。

 紹介するCDはジャズ歌手 エラ・フィッツジェラルド(1918-1996)のアルバム「MACH THE KNIFE」。クルト・ワイルの「三文オペラ」を知っている方なら、その中の曲と言うことは承知かもしれない(ぼくは全然知らないが)。1960年、ベルリン公演の模様を録音したもので、彼女は表題の曲をここで初めて歌ったそうだが、聴衆に大変ウケが良かったそうだ。

 どのくらい凄かったのか、実際に聴いてみる。静かに始まるオープニングから、徐々にスイングが盛り上がり、そのうちヒートアップ。ボビー・ダーリンやルイ・アームストロングの名を出して詞も換え、ついにはアームストロングのモノマネ(!?)まで飛び出す。聴衆はそのたびに拍手喝采。そのまま続けて「How High The Moon」へ続く。こちらも途中からヒートアップし、歌も演奏もアドリブ&スキャットで激しいバトル(?)を5分近くにわたって展開する。そして終わった後の聴衆からの鳴りやまぬ拍手・・・。

この最後2曲だけでもスゴイのだが、もちろんアルバム全体通してこんな感じだったのだから、もっとも大成功した公演だった、と言うのも頷ける。これ以上ムダに長い文章書くよりは、一度聴いてもらったほうがいいかも、ということで、ここで筆を置くことにする。聴いてみたい人は、大型CD店へ今すぐGO!

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