KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

揺れる想い

2007-05-29 00:41:51 | 音楽

 生徒会室の隣にあった、ある空き教室にて。

 放課後、クーラーもなく、初夏の日差しの中、ぼくは黙々と、近づく体育祭の準備を進めていた。ぼくと友人と、彼の友人(女性)と三人。そしてそこには、友人が録音してきたカセットテープがえんえん同じ曲を演奏していた。ぼくはその曲につい聞きほれて、手が止まってしまうこともあった。その曲のタイトルは「揺れる想い」。

 彼女が登場したのは、ちょうどこの頃だったが、分かっていたことがあまりに少なかった。バンドなのか、グループなのかさえ、よく分からない。ただTVアニメの主題歌や、バラエティー番組の挿入曲としてよくかかっていたし、楽曲の中には、後に応援歌に使われた曲もあるので、耳にしない人はいないだろうと思う。ただ、生演奏や歌う姿を見ることは当時から、そして最後までほとんどなかった。

 ぼくは当時17歳。音楽に目覚め始め、むさぼるように音楽を聴き始めた頃だ。今も当時の音楽やアーティストは鮮明に覚えている。ZARDも音楽は好きだけど、ファンというほどでもなく、だから知識としては先ほどの程度しかない。が、ぼくの音楽を聴く耳に、なにかしらの影響を与えていたことは間違いないと思っている。

 ヴォーカル、坂井泉水さんの早すぎる旅立ちにさいし、心からお悔やみ申し上げます。

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