・・・それでも「ブーツ」の質感がコンソールと同じなのがどうしても気になりますxxx。
そして、浮世絵の富士山のような綺麗な稜線。
そしてそして、ビス止め用ボスのために膨らんでしまっているこの形。(差し詰め宝永山?)
どうしても気に入りません!!!
と言う事で特別企画「シフトレバーブーツを作る」です。
気になるパーツはまず「改造」ですが、
そのパーツ自体が気に入らないので手作りします。
(格好良く言うとスクラッチビルド?)
まず実車のシフトブーツは本来革製(合皮-合成皮革・フェイクレザーを含みます)が主で、
それがあの“柔らかい感じ、でも布じゃない”です。
(トラックなど商用車ではゴム系素材が使われます)
で、今回のフェアレディZのシフトブーツをモデルで再現するには・・・
色々探した結果がコレ。
実車の廃線などに使用する「結束テープ」でビニールテープのように後々の糊のべたつきが少ないのと、
つや消しの黒でありながらちょっとテカる感じ(セミグロスブラック?)が気に入りました。
実車のシフトブーツは縫製で作られるので型紙が必要、
それを現物合わせでまねしてみました。
コレを結束テープから切り出します。
所謂「前後左右」ではなく実車同様「右前・右後ろ・左前・左後ろ」の貼り合わせになります。
出来上がりの結果、このこだわりは無意味でしたxxx。
コレを糊面どうしを合わせるようにして組み合わせます。
最後に貼り合わせる糊代を付けて形に切り出します。
するとこんな感じ。
仮組みしてみると・・・
中のプラパーツのおかげで“巾着”状態xxx。
邪魔な部分をリューターにノコ刃を付けて切り取ります。
するとビス止め用のボスが1本残りました。
でも、それがやっぱり“気になります”
なのでそれもカット。
こうすると「シフトレバー取り付けプレート」は接着しかありません。
仮組みしてみると今度は良い感じ!
レバーの中程に瞬間接着剤を少量塗布して、
シフトブーツの端を適当に留めちゃいます。
別に貼り合わせた「結束テープ」から(結果)1.5mm幅の帯を切り出します。
シフトブーツ前方の端に瞬間接着剤を少量塗布して、
帯の真ん中アタリを1分間圧着します。
この帯を「蝶結び」にしたかったのですがケチって短めにしたのが失敗。
なので一回結んでその結び目に瞬間接着剤を少量塗布します。
ピンセットで帯の端を取り回して、
コレを何回か繰り返して「なんちゃって蝶結び」の完成です。
「シフトレバーブーツ」の完成です。
ちょっとテカリが強く見えますがコレは写真のせいです。
このクタクタ感が出したかったので合格!です。
konaki
今回のシフトレバーも「可動」となっている箇所ですが実際は?
と言う事でまずは組み立てガイドの指示に従って組んでみます。
「シフトレバー」を「シフトレバーベアリング」に通します。
それを「シフトレバー取り付けプレート」に合わせて、
スクリューネジHPで固定します。
この時点でシフトレバーは可動します。
これを「シフトレバーブーツ」と組み合わせて、
スクリューネジHPで固定します。
と、ここで「シフトレバー」は可動しなくなります。
そう「シフトレバーブーツ」の穴がピッタリだからですね。
でも、回転はします・・・が、実はそれってダメです。
手順では「シフトレバーノブ」を差し込むのですが、
レバーが回転するため「シフトレバーノブ」に描かれた“シフトパターン”まで回転してしまいます。
本来はこの位置で、回転してはいけません。
センターコンソールへ取り付けると・・・
実車にこだわると実に気持ち悪いですxxx。
ブーツ自体ももう少しクタクタした感じがリアルなのと、
何よりレバーの出ているところが綺麗な円形をしていてコレにも違和感があります。
と言う事でささやかな改造第二弾です。
まず「シフトレバー」の根元に瞬間接着剤を少量塗布して、
「シフトレバーベアリング」に差し込み“まっすぐ”引き出して1分間圧着します。
これで「シフトレバー」は可動しなくなりますが、
実車でも“ニュートラル”の状態ではまっすぐなので“良し”とします。
以前エアクリーナーのパッキングで使用したコードの中の芯線を抜き取ります。
「シフトレバーブーツ」の頂上の一番前方に瞬間接着剤を点付けします。
そこに先ほどのコードの真ん中を合わせて1分間圧着します。
これを繰り返して、
頂上にコードを取り付けます。
コードは後方で結びます。
余ったコードはニッパーでカットします。
噴火口(シャフトの通る穴)はリューターにダイヤモンドビットを付けて拡張します。
シフトレバーを通すとこんな感じです。
ここに“きちんと”ノブを差し込みます。
センターコンソールにスクリューネジHPで固定します。
ここまでの完成です。
組み立ては更に進み「チョークレバー」を差し込むのですが根元がちょっと浮いていて気持ち悪いです。
レバーの根元をニッパーでカットします。
“スッキリ”はまる事を確認したら、
瞬間接着剤で“しっかり”取り付けます。
と言う事で「今号の完成」です。
・・・それでも「ブーツ」の質感がコンソールと同じなのがどうしても気になりますxxx。
konaki