レッドブル・エアレース来年休止へ！

　Photo : Red Bull Air Race

今週末の８月７～８日、ドイツのラウジッツリンク・ユーロスピードウェイで
シリーズ第６戦が開催されるレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2010。
日本からもエアロバティックパイロットの第一人者、室屋義秀氏が
昨シーズンから参戦しているのは皆さんご存知のとおりで、今シーズンは
第４戦カナダ、ウインザーで機体トラブルが出たことから４戦、５戦を欠場したものの、
それまでコンスタントにポイントを重ね、シーズンが全８戦になったこともあって
2010シーズンの今後の躍進が期待されていました。

しかし残念なことに今回のドイツ大会の後に予定されていたハンガリーのブタペスト、
ポルトガルのリスボンでの第７戦、８戦が現地調整の問題から開催キャンセルとなり、
今シーズンは今週末が最後のレースとなってしまいます。

また、先週末になって主催者が、来年2011年のシリーズをお休みすると発表、
レッドブル・エアレースはいったん休止されることが明らかになりました。

それぞれの国の特徴を示す最高のロケーションの中で、
超低空をエアゲートをすり抜けながらタイムを競うスリル満点のイベントで、
噂によればレッドブルとしては近い将来日本での開催も視野に入れていたという
レッドブル・エアレース。これが来年実施されないのは非常に残念なことですが、
各大会何万人もの観客が集まり、白熱するなかで、最近は機体の開発競争も進んで
危険なシーンもあったことは事実のようです。今後さらに安全面の強化を図り、
魅力的なイベントとして戻ってくることを期待したいところです。
そしてそのときには、日本の象徴的な景色をバックに、室屋選手が
スーパーラップを叩き出すシーンなどを見られることを、いまから
楽しみにしたいですね。

そして今週末、とりあえずは今シーズンの最終戦となるドイツでの大会で、
室屋選手をはじめとしたトップパイロットたちは、どのような戦いを
見せてくれるのでしょうか。
大会の最新情報は、レッドブル・エアレースホームページ（英語）を
ご覧ください。


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