
昨日、航空自衛隊から興味深いリリースが発表になりました。イギリスで7月7~8日に
開催される世界最大の軍用機の祭典、ロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー
(RIAT)に航空機を派遣するというものです。
会場となるRAFフェアフォードに展開するのは小牧基地第1輸送航空隊第404飛行隊の
KC-767 1機で、第1輸送航空隊岩城公隆1佐、第404飛行隊長新崎秀樹2佐以下26名が
派遣され、地上展示を実施するのに加え、太鼓演舞も披露、英空軍やほかの参加国空軍等と
相互理解の促進を図って、防衛協力・交流の進展を進めようというものです。
専守防衛を基本とする自衛隊では、過去日米安全保障条約の枠組みのなかでの
海外展開はあっても、他国との交流はなかなか機会を作ることができませんでした。
しかし地域紛争対応や人道支援、救援活動など、国際的なつながりが重要視される昨今、
こうした取り組みを行なうのも非常に重要なことと捉えるようになったのかもしれません。
なお、運航は小牧を出発後、アラスカ州エルメンドルフ-リチャードソン統合基地に
トランジット、フェアフォードを往復するいわゆる“北回り”で実施されるとのこと。
エルメンドルフといえば、6月中旬に行なわれたレッドフラッグ・アラスカ12-2にも
KC-767 2機が派遣されており、こうした実績からこのルートが選ばれたのかもしれません。
なお、7月21日発売の『航空ファン』9月号では、そのレッドフラッグ・アラスカ12-2を
紹介予定ですので、こちらもお楽しみに(タイトル写真はエルメンドルフに着陸するKC-767)。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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