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河口湖・飛行舘の公開情報、目玉は「彩雲」の水平/垂直尾翼ほか

2022-07-23 12:58:07 | 告知&ニュース




21回目を迎えた河口湖自動車博物館・飛行舘の8月限定公開。
9月号で既報のとおり、今年の目玉展示は昨年、胴体中央部が初公開された
日本海軍の高速偵察機、中島「彩雲」の胴体尾部と水平/垂直尾翼の初公開。
胴体尾部は外板が未装着なため、構造が確認できるチャンスとなっています。
あわせて、昨年は公開が見送られた同機の右主脚部も公開の予定です。

残念ながら、胴体中央部は修復・復元作業が進行中のため今年は非公開ですが
原田信雄館長によれば「来年には後部と結合した胴体をお見せできると思います。
全体の完成までは、あと3~5年といったところでしょうか」とのことでした。



今年の公開では、“飛行舘の顔”である3機の零戦(21型91518号機「AI-101」、
52型1493号機「豹187」、スケルトン状態の21型92717号機)と
2機の隼(脚収納の1型と自立する2型)、一式陸攻22型12017号機「龍41」の胴体、
桜花「I-16」、可動状態の栄12型エンジンも例年同様に展示されますが、注目は
一式陸攻に左水平尾翼が備わったこと。また胴体中央部の乗員出入り口を開放して
初めて胴体内部を観られる(内部には入れない)ようにする予定とのことです。
同機の内部を紹介した新作DVD『陸攻よ甦れB』も完成、会場で販売します(3,000円)。



なおコロナ禍の折、飛行舘では開館期間の変更や入場制限を行なうことがあるので
来館に際してはホームページ(下記URL)を確認することと
来館時のマスクの着用を呼びかけています。

■開館日:8月1日(月)~8月31日(水)の1ヵ月間※休館日なし
■開館時間:10:00~16:00
■入館料:大人1,500円、小人(18歳以下)500円、5歳以下無料
■場所:山梨県南都留郡鳴沢村富士桜高原内☎0555-86-3511
■URL:www.car-airmuseum.com
■アクセス:中央自動車道・河口湖IC、東富士五湖道路・富士吉田ICから車で10分。
または富士急行、高速バスの河口湖駅からタクシーが便利。
■注意事項:館内の撮影は携帯電話、スマートフォンに限り可能(三脚は不可)。 
インターネット、SNSなどへの撮影も可能。マスクは必ず着用のこと。


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1 コメント

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見てきました (bluegoat)
2022-08-04 09:11:24
行ってきました。

「彩雲」目当てでしたが、形になるのはもう少し時間がかかりそうですね。復元完成後は大きくて、保存等が大変じゃないですかと尋ねましたところ、「実際には零式艦戦と比べてさほど大きくないです。空母運用ですから、昇降機との関連で大きくできないですから」とのこと。確かにデータ等見ればそのとおりですが、イメージ的に三座だから大きく感じてました。こればっかりは実機を見ないと解らないものですね。
逆に、一式陸攻の水平尾翼は思っていた以上に大きい。この辺も実物大復元機を見る楽しみです。
また、機体内部が実に精巧に復元されていました。
昨年までの展示方法だとなかなか確認できなかったので、驚きです。
原田館長はじめ復元に携わった方に、大感謝です。
お体大切に、今後も復元に取り組んでいただきますよう心からおお願いします。
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