
7月14日、青森県の三沢基地にVAQ-132“Scorpions”のEA-18Gグラウラーが展開したと
米海軍三沢航空施設がFacebookで発表しました。
※写真はFacebookより転載
VAQ-132は現在空母航空団には所属せず、CVWP(太平洋電子攻撃航空団)直属として活動中で、
一昨年、昨年にイラクとイタリアに展開、今年3月には韓国のオーサンABに派遣されるなど、
米軍の航空作戦や演習を支援していますが、今回の三沢展開は6ヵ月におよぶ計画で、
部隊の支援要員など本隊も今月末までに三沢への展開を完了する予定とのこと。
これまで、厚木のCVW-5に所属する電子攻撃飛行隊を除けば、海兵隊や海軍統合運用部隊の
EA-6Bが山口県岩国基地のMAG-12に配備されるケースがほとんどで、三沢に
海軍の戦術機部隊が今回のように長期派遣展開するのは初めてのこと。今回の展開は
いままでの岩国展開に代わる新しいスタイルとなるのかもしれません。
またこれは、アメリカが対中国、対北朝鮮を見据えた東アジア戦略を重視していることの
表われともとれます。
運8の対潜型として、中国では広く知られています。
ただし、これまではMADブームがなかったり(運8のMADブームつきは奥凱航空が運用)しています。C-130と同クラスの巨体に対潜機材を載せています。
10月号の「最新・中国航空・軍事トピック」でご案内するつもりです。