
8月中旬から9月上旬にかけて、国内や日本周辺、海外で
さまざまな航空・軍事関連の動きがありましたが、
9月21日発売の『航空ファン』11月号はそうした話題満載でお届けします
(一部発売の遅れる地域もあります)。
特集は「空自機、アフガンへ急派」。アメリカ軍の完全撤退を目前に控え、
タリバンの攻勢により8月中旬に政権が崩壊したアフガニスタンでは、
各国が自国民の国外脱出のために動き、
日本も邦人等の避難に向けて自衛隊機の派遣を決定、
C-2、C-130H、政府専用機が現地に向かいました。
救出(輸送)人数を引き合いに今回の任務を失敗とする報道が目立つなか、
本誌は航空専門誌の立場から、現状で日本や自衛隊の実施できる範囲で、
部隊がどのように準備から撤収までにかかわったのかを紹介します。
また、本文記事ではアフガニスタン政権崩壊にともなって
全面撤退を前にした米軍はどのような避難作戦を実施したのか、
大使館で運用してきた元米軍ヘリコプターの存在など、
アメリカが混乱のなかでどのように動いていたのかを解説します。
さらに一部がタリバンの手に堕ちたと思われる
アフガニスタン軍の航空戦力についても、保有していた機種などをまとめます。
今月はほかにも注目のトピックが満載。
まずはパラリンピック聖火到着セレモニーを機にふたたび東京の空を飛んだ、
ブルーインパルスをカラーページで紹介します。
そして相次いで横須賀に寄港した大型空母、アメリカのUSSカール・ビンソンと
イギリスのHMSクイーン・エリザベス(QE)も紹介します(表紙はカール・ビンソン)。
初寄港となったQEと搭載されるF-35Bが注目されるのはもちろんですが、
ビンソンも18年ぶりの横須賀寄港で、横須賀配備空母以外の外来空母としても
2009年以来12年ぶりの寄港となります。
またF-35CとCMV-22Bという新鋭機を搭載していることにも注目で、
これらの久しぶりの寄港が、東アジアの国際情勢を物語っていることが見えてきます。
ほかにもカラーページでは航空自衛隊KC-46Aが初の空中給油試験、
欧州多国籍空中給油部隊MMFのA330 MRTTとその先鞭オランダ空軍KDC-10、
モスクワ国際航空宇宙サロンMAKS21詳報、IWMダクスフォード夏のエアショーなどを紹介、
シリーズ「198Xの空」では新編された飛行教導隊のアグレッサーT-2をテーマに扱います。
さらにF-15J能力向上計画継続に向けた具体案や、
大幅な計画変更を余儀なくされたストラトローンチと過去の大型機の歴史、
台湾のF-104展示機、埋もれた陸軍航空史「戦前の航空神社」など、読み物も充実しています。
アフガン特集も、ニュース映像見ていて浮かんだ少なくない疑問も解決出来ました。
個人的には台湾のF-104展示機も。
結構な数が保存展示されてるんですね!
細かな話になりますが、F-104G系とF-104J系の機体各部の差異も、参考になります。
追伸 次の世界の傑作機・フォッケウルフTa154も楽しみです。