ANA『坂の上の雲』ラッピングジェットとモックン

近場の取材は（最年長の）私の役目ということもあり、
14日はまもなく新国際線ターミナルとD滑走路の供用が開始される羽田空港に出かけてきました。
取材の目的は、NHKが3年間（年末のみ）にわたって放送する『坂の上の雲』と
このドラマゆかりの地の観光促進をアピールするために、ANAが就航させた
“スペシャルドラマ「坂の上の雲」ラッピングジェット”（B.767-300/JA601A）の就航記念式典。
ANAが使用する第2旅客ターミナルの南側が前日の13日にオープンしており
式典はこの真新しい南側のイベントスペースで行なわれました。



就航記念式典はANA岡田 晃取締役執行役員の松山弁での挨拶に続き、
中村時広松山市長、崎元利樹NHK広報局長、
ドラマで主人公の秋山真之を演じる俳優の本木雅弘さんが挨拶を行ない、
記念品の贈呈と記念写真の撮影で終了。その後、全員がシップサイドへと移動して、
この日の松山行き589便として使われるラッピングジェットを見送りました。



589便には265人の乗客が乗り込みましたが、その多くはこのイベントを知らなかったらしく、
シップサイドでバスを降りて初めて見送りに気がついてビックリ、
なかには本木さんに握手を求めたり、写メを撮ったりする人も。
しかし、そこはさすが国民的俳優。大人の対応を見せたモックンでした。





なおANAは昨年、このドラマが始まったタイミングで第１弾のラッピングジェット
（B.767-300/JA8342）を就航させており、今回の機体はその第2弾。
主要キャスト4人の顔と原作者の司馬遼太郎が書いた題字などがプリントされたシールの大きさは
左右11m、縦2.3mと昨年のものより大きく、来年の9月までこの姿で全国各地の空港を回るそうです。
ちなみに第1弾の機体は現在も就航中で、同機が次の定期修理に入るまでは
2機体制でのPR飛行が続けられるとのことでした。