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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

BJTジャパンツアー、ついに神戸からスタート

2013-05-07 23:46:16 | 航空イベント
以前から『航空ファン』本誌や本ブログで告知やアジアツアーの情報をお届けしていた
BJTことブライトリング・ジェットチームが、5月3日に来日、
6日の神戸港でのディスプレイを皮切りに、ジャパンツアーをスタートしました。

神戸でのフライトは空域などの問題から洋上でのフラットショーとなり、
遊覧船の乗船券(=観覧券)を入手できた人のみしか間近で見ることはできませんでしたが、
天候にも恵まれ、その内容もすばらしいものとなりました。



神戸という大都市があるため直上でのアクロは難しく、神戸空港に加え
関西空港、伊丹空港があり空域が制限されるため、最高高度も2,000ftという
フラットショーになったとはいうものの、それを感じさせない演技の組み立ては
さすが臨機応変なヨーロピアンアクロの真骨頂といったところ。



途中デュアルソロの演技も交え、盛りだくさんのフライトを披露してくれました。

また、その後には神戸メリケンパークで行なわれているメリケンフェスタ2013会場の
すぐ横の海域で、今年からチーム・ヨシ・ムロヤとなった室屋義秀パイロットによる
エクストラ300によるアクロも行なわれています。




ここでも何度かお知らせしましたが、BJTはこの後、11日午前(0920時ごろから)に
福島県の全域を飛び主要地域でスモークを曳いてのフライバイを実施するフライトを
“大空を見上げよう”プロジェクトの一環として実施、
同日午後(1530時ごろから)横浜港の上空でフォーメーションディスプレイを行ない、
12日にはジャパンツアーフィナーレとして福島県いわき市小名浜港沖で
フルディスプレイを実施する予定となっています。

チームの移動スケジュールなどの正式アナウンスはありませんが、
どうやら今日はチームメンバー全員が日本でのオフを京都に出かけて満喫した模様。

チームリーダーのジャック・ボツラン氏は「神戸と福島、大きな被害を乗り越えた
ふたつの地域で飛ぶことで、われわれも忘れていないことを伝えたい」と
話してくれましたが、多くの難関を乗り越え、初来日を果たし、そんな気持ちとともに
飛ぶBJTと、同チームを支援しているスイスの時計メーカー、ブライトリングの行動力に
私たちも感謝したいところです。

いまの時点ではお天気がちょっと心配ですが、日本でBJTやアルバトロスを見るチャンスは
本当に貴重。それも福島の上空で、というのであれば、ぜひとも応援しなくてはなりません。

ぜひ、この週末は皆さんも横浜、福島でBJTを実際に見てください。

コメント (4)
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