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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

自衛隊のコンビニDVD、ご覧になりましたか?

2012-04-16 18:21:43 | BLOG×記事
以前本ブログでもコンビニエンスストアで販売される陸海空自衛隊のDVDについて
紹介しましたが、販売元のリバプールではその第2弾を東日本大震災からちょうど1年の
3月11日に発売、現在全国のセブンイレブン、ローソンに並んでいます。



『航空ファン』4月号P.121ページでも紹介した『知っておきたい!』シリーズは、
昨年秋にリリースされ、シリーズ累計5万本というこの手のDVDとしては大ヒットを
記録した『自衛隊の力~すべては安心のために』シリーズの続編で、
それぞれの自衛隊のもう少し細かな部分を掘り下げるような内容となっています。
価格は前回同様それぞれ1,980円(税込み)と入手しやすい設定のまま、
内容は各巻約60分と、前シリーズよりも1.5倍以上のボリューム。

前作は自衛隊がどんな組織で、日頃どんな訓練を行なっているかを紹介しましたが、
今回は3自衛隊の主要組織にスポットを当て、『知っておきたい!~航空自衛隊』では
戦闘機部隊と歴代航空自衛隊戦闘機を紹介、現役の戦闘機はもちろん、
F-86FやF-104などの名機の貴重な映像も収録されています。
F-Xとして導入が決まったF-35に関しては岡部いさく氏が詳しく解説してくれます。
ちなみに『知っておきたい!~海上自衛隊』は潜水艦と対潜作戦、
『知っておきたい!~陸上自衛隊』は第1空挺団とレンジャーがテーマで、
各作品ナレーションは前回同様テクニカルイラストレーター、声優として活躍する
天神英貴氏が担当しています。

また、以前からアナウンスされていた自衛隊の東日本大震災における災害派遣を記録した
『絆~キズナノキオク』というタイトルのDVDも、4月25日に同じくリバプールから
リリースされることが決定しました。



こちらは今回の災害派遣活動に特化した作品で、3自衛隊が現地で記録した映像に
取材班が独自に記録した映像をまじえ、さらに災害派遣で実際に作業を行なった
さまざまなセクションの隊員26人にインタビューを敢行、これまで語られなかった
派遣時の実情を紹介しています。
こちらはなんと本編122分と2時間以上のボリュームで、3自衛隊が140日間の
派遣のなかでどのような任務を行なってきたかを細かく解説。そしてナレーターは
声優の山寺宏一氏が担当します(価格は税込み1,500円)。

どちらの作品とも売り上げの一部は義援金として被災地に送られるとのこと。
今年3月ごろはテレビも新聞も東日本大震災から1年ということでこれをテーマとした
番組や特集ばかりでしたが、いまはといえば瓦礫処理のための全国自治体の
受け入れ問題が話題になる程度で、被災地のことが置き去りにされている気がします。
もちろん自衛隊ばかりが東日本大震災で活躍したわけではありませんが、
震災を忘れずにいるというのは大事なこと。タイトルの『キズナノキオク』とは
まさにそういった提言からきているのかもしれません。

日本のすべての人が、本当の復興をめざしてまだまだ力をあわせなければなりません。
コメント (3)
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