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初飛来の最新鋭旅客機ボーイング787、報道陣に公開

2011-07-05 13:28:52 | BLOG×記事


7月3日、全日本空輸(ANA)が世界で初めて導入するボーイングの最新鋭中型旅客機
B.787のテスト機が羽田空港へ初めて飛来、4日、報道陣に公開されました。
本機は、全重量のおよそ半分が、炭素繊維複合材でできており、
燃費効率が従来よりおよそ20%(B.767比)向上しています。

炭素繊維複合材(東レ製)や主翼の組み立て(三菱重工)などは
日本企業の技術で、全体の35%を占めており、ボーイング民間航空機部門の
ジム・オルボー最高経営責任者は
「この航空機は日本で生まれたと言ってもいい」と会見で称賛しています。

世界で最初にB.787を導入するANAは、9月から定期便へ就航させる予定で、
東京-岡山もしくは東京-広島を検討していることを明らかにし、
国際線への導入については「初めはヨーロッパかアメリカの東海岸にしたい」と
ANAの伊東社長は述べています。



今回の検証プログラム(SROV:Service Ready Operational Validation)は、
5日~8日まで羽田、伊丹空港、関西国際空港、広島空港、岡山空港の計5空港で
実施される予定で、ボーイングと共同で給油作業や整備訓練などが実際に行なわれ、
10日は中部国際空港へ中部地区で同機の生産を担う関係者へのお披露目のため
飛来することになっています。



ボーイング787の詳しい情報や、検証プラグラムの飛行スケジュールなどは
特設サイトでご覧いただけます。

また7月21日発売の『航空ファン』9月号では、このSROVに関するリポートを
カラーページで詳しく紹介する予定です。




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