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中国はやはりTPP参加を、検討し続けているのか?

2013年07月04日 18時49分54秒 | 日記
6月16日の筆者の日記で「オバマ、習会談の中身は何だったのだろうか?」との題で下記の通り記述しました。

 筆者が思うに、G8に出席した安倍総理にとって一番重要な会談はオバマ大統領との会談であろう。

 本当は安倍総理がオバマ大統領に、米国と中国で話し合った中身を詳細に伝えてもらうのが、強い絆で結ばれた日米同盟の間柄であれば当然である。

 習近平主席との8時間に及ぶオバマ大統領の会談結果は、安倍オバマの電話会談で意見交換は終わっていると強がっているが、どう見てもオバマ大統領から安倍総理は信任されていないように見える。

 少なくとも安倍自民党政権は日米同盟でひたすら米国にべったりの筈であるが、尖閣問題でも米国の勧める中国との話し合い路線を安倍政権は素直に呑もうとしていないのではないか?

 TPPへの中国参加も米国から仕掛けられたと言うのがどうも事実らしいし、中国のTPP参加は国有企業が多いため簡単ではないだろうが、どうも米国のTPP構想は政府と言うよりも米国の民間企業が活動しやすい目的で、民間企業が構想し政府にプッシュした画策であったようである。

 米国民間企業にとっては、やはり中国市場の膨大さは日本と比べるまでも無く、TPPに中国を最終的には取り込みたいと考えるのは当然の事であろう。

 日本の政府もメディアもそのあたりを、TPPは中国囲い込み戦略という見方で捉えようとするが、TPPの本質は米国が商売がしやすい環境と相手作りを、環太平洋エリアで実現するというだけの発想のように筆者には見える。

 だから米国の自動車産業の関税率も長期にわたり下げる気もないし、今度はチタン製造メーカーからも日本への規制を言い出す。

 何の事はないTPPの本来の理念とは違った要求を、米国は平然と日本に投げかけるのである。

 中国のTPP参加にも大幅な制約緩和を米国が提供してでも、米国は中国の参加を推し進めるのではないかと筆者は思ってしまう次第だ。

 勘ぐれば8時間の長時間米中会談の中で、オバマはTPP参加を中国に積極的に勧めたのではないかと筆者は推理してしまう。(以上6月16日の日記)

 中国は本気でTPP参加を検討し始めているようです。

 恐らく米国からの要請も続いているのでしょうが、中国自身も黄信号が灯っている金融事情や、減速状態に入っている中国経済を成長へ巻き返したいなど、難しい問題を抱えてスタートした習新体制だけに、米国のパワーを借りざるを得ないという事情があるのかもしれません。

 どちらにしても、米中が相互にTPP参加を検討している事は間違いのない事実でしょう。

 日本のメディアが盛んに、日本のTPP参加は日米による中国包囲網だと宣伝していましたが、TPPは筆者が前に書いたように、米国にとってはあからさまな米国のビジネス推進の道具にすぎないのだと思います。

 日本政府が必死の思いでTPP参加を表明しているのが、なんだか滑稽に思えるくらいです。

 共同通信から7月3日に以下の記事が配信されています。(以下に貼り付け)

 中国、TPP参加可能性を示唆 積極論が拡大

 【北京共同】3日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは複数の中国商務省筋が環太平洋連携協定(TPP)に「中国は参加するだろう」と述べ、TPP参加の可能性を示唆したと報じた。ただ「参加には長い時間がかかる」としているという。

 中国商務省の報道官が5月末、「TPP交渉に参加する可能性を分析する」と発言した後、TPP参加への積極論が拡大中である。

 同紙によると、TPP問題に詳しい関係者は「中国はまだ(参加の可能性を)研究している段階だ」と指摘した。当局者の一人は「以前は(参加への)反対が多かったが、TPPの重要性については統一見解に達している」と述べたという。

2013/07/03 12:43 【共同通信】(貼り付け終わり)

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