台風接近で懸念されていた沖縄県知事選挙の投開票が30日に行われ、辺野古沖基地建設に反対表明していた玉城デニー氏が当選した。
安倍政権の支援を受けていた佐喜真 淳氏には、小泉進次郎が二度三度と応援演説に入ったが、多くの県民の支持を得れなかった。 約7万票の大差がついたようだ。
米軍基地が沖縄に圧倒的に集約され、県内の観光開発や、産業育成が制限される結果、県民所得は沖縄県が最下位であった。 政権側からカネをばらまくような姑息な手段を講じて、県民が靡くと思うのが浅はかというものだ。
やはり沖縄に育った県民が、愛する沖縄の地を平和に守ろうとする故翁長知事に賛同して、玉城氏に投票したのは自然な流れだったと思う。
しかし正直なところ、筆者はもっと接戦になると予想していた。それだけ政権側の圧力や公明党のなりふり構わぬ支援体制に、危機感を覚えていたからだった。
もともと地元の自民党支持者も公明党支持者も、中央の政治家とは考え方が違い、翁長氏なども自民党だったのだから。
沖縄を自分たちの生活の場としている人たちにとっては、米軍基地は不要の存在なのだ。
話は変わって、米軍横田基地に配属されたオスプレイが、いよいよ10月から飛行訓練を始める。周辺住民は沖縄住民のように、オスプレイ飛行反対を、声高に訴えるのだろうか?
(朝日新聞DIJITALより貼り付け)
沖縄知事に辺野古反対の玉城氏 政権支援の佐喜眞氏破る 2018年9月30日
翁長(おなが)雄志(たけし)知事の急逝に伴う沖縄県知事選が30日投開票され、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する前自由党衆院議員の玉城(たまき)デニー氏(58)が、前宜野湾市長の佐喜真(さきま)淳(あつし)氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=ら3氏を破り、初当選した。過去最多得票の大勝で、県民は翁長氏が当選した前回知事選に続き、「辺野古移設」に明確なノーを突きつけた形となった。
(貼り付け終わり)