ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

厳戒態勢!

2008-06-30 07:54:48 | Weblog


昨夜の中山峠は深いガスの中、霧雨状態でなにも見えなかった。

札幌市内は、50m置きに、警察車両とすれ違うという
厳戒態勢の訓練日、すすき野の上空には、うなり声をあげて
何機ものヘリが旋回し、角角に複数以上の警察官が立つという
物々しい、状況だった。午後から石狩街道が閉鎖され、
横断出来なくなり、大きく迂回を余儀なくされた車両もあった。

そんな厳戒態勢の間隙を縫っての狸小路から真駒内への移動になった。
午前11:00から20:30分頃まで、缶詰状態で、手風琴の練習が終わった頃には
かなりへとへとだった。それでも練習を重ねて、曲が仕上がって行くのは
楽しいひと時で、時間をかけて書き上げたそれぞれのパート譜が
ちゃんと機能し曲にハマってくるのは嬉しい。

レッスンも、春から毎回、新しい生徒さんが顔を出し、
額に汗して、複雑な楽器に挑んでいる、
蛇腹8年と言われるくらい、アコの蛇腹を自由に
扱えるのにはかなりの努力と忍耐を要する。
(バンドネオンほど理不尽ではないが)
すべてが、蛇腹の動きにかかっていると言っても過言ではない。
非常に繊細かつダイナミックな、他の楽器にはあまり見られない
表情を音色にプラスしてゆく。
奏者の個性もなにもかも丸裸にして、さらけ出してしまう怖さを持つ。
自分の楽器から出される音色や表情に常に真剣に向かい合って
いなければならない。

他の鍵盤楽器を自由に操れる人も
ある時、ふと気づく、これは別物だ、別の生き物だ!。
気づいた時はもう遅い、アコにすっかり取り憑かれてしまっている。

羊蹄山は天候に恵まれ、好条件の山行きとなった。
けど、
ともこさんは、かなりお疲れモードの様子だった。