自遊日記

定年後の備忘録

京都迎賓館(桐の間)

2009-08-17 15:07:18 | 京都 街歩き

      撮影が許されている最後の部屋、「桐の間」にやってきました。
             純日本調の部屋です。

      中央には、長さ12mもある漆塗りの座卓が置かれています。
      掘りごたつ形式なので、外国のお客さんも楽に座れそうですね。








   床の間には熨斗飾りが置かれ、由緒あり気な軸も架かっていました。










              座椅子の背には、桐の紋が・・・。
      よく見ると、脇息にも桐の紋の透かし彫りが施されています。








          
               釘隠しにも、桐の紋が使われています。








         うっかりすると見過ごしてしまいそうですが、
            襖にも桐の紋が入っています。

         桐は鳳凰が宿ると言われる、めでたい木です。
     別に国の紋章が桐と法令で決まっている訳では無いようですが。
         慣例的に日本政府は桐の紋を使っているそうです。

     あらためてパスポートを見ると、確かに桐の紋が入っていました。









               桐の間から見た中庭です。
            さすがに、よく手入れされています。

            ガラス越しに写真を撮っているのですが、
         ガラスも綺麗に磨かれておりガラスを感じさせません。








          池の向こう側には、小船が舫ってあり
      池では、新潟県山古志村産の日本一の鯉が泳いでいました。

  この渡り廊下からの景観が素晴らしく、絶好の撮影スポットだったのですが、
        残念乍ら、渡り廊下からの撮影は禁止されていました。
            セキュリティ保持のためだそうです。

        日本には、東京赤坂の迎賓館と、ここ京都の迎賓館と
             計2ヶ所の迎賓館があります。

    赤坂の迎賓館は、ベルサイユ宮殿を模した感じの作りと聞いております。
           私が国賓なら、西洋もどきの迎賓館より、
     日本の伝統が感じられる迎賓館でもてなしてもらいたいですね。

        パッと見には、それほど豪華と見えないが、よくよく見ると
      凄い技が散りばめられている・・・奥ゆかしい京都迎賓館でした。



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4 コメント

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目の保養になりました。 (achikochi)
2009-08-21 19:56:36
めったに見れないものを見させて頂きました。迎賓館が公開されるなんて知りませんでした。勉強になりました。日本らしさが随所にあり、外国の要人の方にも日本を堪能してもらえますね。庭のお手入れはもちろんのこと、ガラスの綺麗さにも感動です!!

PS.achikochiの温泉編は、暫くお待ち下さい。
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achikochiさん (kite)
2009-08-21 22:35:55
赤坂の迎賓館も年に一度、一定の期間公開しているようですよ。
国賓、公賓級の人の接待用施設なので、常時オープンという訳にはいかないようです。
維持管理費(税金)が大変では、と余計な心配もしたくなります。

大好きな温泉シリーズ、期待しています。
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kiteさん (オレゴンローズ)
2009-09-02 15:15:14
”凄い!"の一言です。
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オレンジローズさん (kite)
2009-09-04 09:22:47
華美にならずに、日本の伝統技術を随所に織り込んでいるところに感服しました。
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