自遊日記

定年後の備忘録

ラファエロ 「小椅子の聖母」(大塚国際美術館)

2016-10-08 20:53:15 | 国内旅行

 

 大塚国際美術館でラファエロの「小椅子の聖母」と再会しました。

昔、フィレンツエのピッティ 宮殿で本物を見たことがあります。

華麗な宮殿の各部屋に、すばらしい絵が所狭しと飾られていました。

その中でもピッティ の至宝と言われるこの絵は、ひときわ異彩を放っていました。

宮殿と一体となった絵は、まさに「納まるところに納まっている」という感じで

普通の美術館では味わえない、格別の感銘を受けたことを思いだします。

 

 

 

1995年にフィレンツェを訪れた時に撮ったヴェッキオ橋です。

(まだフィルムカメラの時代です)

ウフィッツィ美術館の見学を終えた後、

このヴェッキオ橋を渡り、左方向にあるピッティ宮殿に向かいました。

 

 

 

頑丈な石の壁に囲まれたピッティ宮殿です。

武骨そうな外観に似合わず、内部は豪華絢爛、すばらしい宮殿でした。

宮殿の中に美術館があると聞いて行ったのですが

入口がわからず、宮殿のまわりを何回もウロウロしたことを懐かしく思いだします。

 

 

 

 1995年の話です。

 フィレンツェでウフィッツィ美術館を見学した後、

我々ツアーの一行は、二者択一を迫られました。

 

一つは、ツアー会社が用意した「ピサ観光」に参加するコース

もう一つは、  フィレンツェに残って(ガイドなしで)自力で観光するコース。です。

ほとんどの人は、ピサ観光を選びました。

私と家内は「街全体が博物館」と言われるフィレンツェをもっと知りたかったので

ピサ行きをあきらめ、フィレンツェでの自力観光を選びました。

苦労してたどり着いた美術館で見た「小椅子の聖母」は思い出深い絵です。

ピサの斜塔は見逃しましたが、すばらしいピッティ宮殿を見られたので、

当時の選択に後悔はありません。

いろんな事が思いだされる「小椅子の聖母」でした。



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