自遊日記

定年後の備忘録

ロンドン・わがまま歩き(47) 紅茶博物舘

2007-07-13 15:35:52 | 英国の旅
イギリスと言えば紅茶。
紅茶に敬意を表して、紅茶博物舘を訪ねた。
正式な名前は、ブラマー紅茶&コーヒー博物舘。
ロンドンブリッジ駅の少し西にある、小さな私設博物舘だ。









紅茶にからんだモノがいろいろ、雑然と展示してあった。








各国のティーポットが展示されていた。
これは、ハンガリーの磁器製ティーポット。
持ち手と注ぎ口には、金メッキが施されている。







アフタヌーン・ティーの模型や
庭でアフタヌーン・ティーを楽しんでいる古い絵もあった。







紅茶と言えば、元祖は中国。
中国のティーポットも各種展示してあった。

ところで、「お茶」は中国から世界に伝えられた訳であるが、伝わった
経路により「お茶」の発音は2通りに分かれるそうだ。

広東から伝わった地域では、大体chaと発音するようだ。
日本(茶) インド(cha) イラン(cha) ロシア(chai)アラビア(chai)

福建からインドネシア経由で伝わった地域ではtayと発音するようだ。
イギリス(tea) 北欧(te) オランダ(thee) イタリア(te)

地域により微妙に違うが、「茶」で世界中に通用するのかも。







日本の「茶」もちゃんと展示してあった。
2人連れのイギリス人がこのコーナーの前で止り
興味深そうに眺めていた。

「そもそも日本の茶道は・・・」と解説したかったが
悲しいかな、茶道の心得も無し、英会話の心得も無し・・・あきらめた。







コーヒー関連グッズもいくつか展示してあった。



一通り見学した後、展示スペース併設のティールームで、
本場の紅茶をいただいた。

イギリス人は、1日に何回も紅茶を飲むそうである。
朝目覚めた時に飲むEarly Teaから始まってBreakfast Tea, Morninng Tea
Afternoon Tea, After Dinner Tea・・・そして就寝前にNight Tea。

私は残念ながら、そこまで紅茶を飲みたいとは思わない。

しかし本場の英国で、しかも紅茶博物舘の紅茶を飲めば
今までの紅茶に対するイメージが変るかも?と期待し
一番高い2.5ポンドの紅茶を注文した。

しかし日本で飲んでいるティーバッグの紅茶と、あまり変りなかった。
それほど旨いとも思わなかった。
まだイギリスが充分理解出来ていないようだ。