自遊日記

定年後の備忘録

ロンドン・わがまま歩き(45) ロンドン塔(ジュエル・ハウス)

2007-07-10 20:59:53 | 英国の旅

タワー・グリーンからジュエル・ハウスを望む。
大きな建物だ。
ここには王家の金銀宝石類が展示されている。
残念ながら、室内は撮影禁止。

エリザベス女王が戴冠式に使用された王冠が特に見事。
2800個のダイヤモンドが使われているそうだ。

他にも戴冠式に着用された金糸のローブや宝珠など
輝くばかりのクラウン・ジュエルが目白押し。

人気のジュエル・ハウス内では、人の流れが滞らない様
動く歩道(コンベア)が使われていた。
じっくり眺めたい、と思っても勝手に出口へ運ばれて行く仕組みだ。

以前(20年ばかり前)訪れた時は、じっくり立ち止まって
鑑賞出来たが・・・。





ジュエル・ハウスの正面入り口。





さすが王家の財宝を保管、展示している、ジュエル・ハウスだ。
警備は内外とも厳重。








ジュエル・ハウスを出て、セント・トーマス・タワーにやってきた。
ここは宮殿として使われていた場所。




セント・トーマス・タワー内の寝室。




セント・トーマス・タワーの北側にある、ウエィク・フィールド・タワー。
この塔も、宮殿や公文書保管場所として使用されてきたそうだ。






ウエィク・フィールド・タワーの北には、古い城壁跡が残っている。
後方には、タワー・ブリッジが見える。





城壁の上のWall Walkを散策。
正面の塔は、ランタン・タワー。

この通路からは、城の内外が見渡せ気分がいい。
写真右手はテームズ川、左手が城内。





ロンドン塔名物のワタリガラス。
「カラスがロンドン塔を去ると、英国の王室も終焉を迎える」
といお告げを受けたチャールズ2世が、カラスを飼う事を命じた
と言われている。

今でもこの伝統は守られている。
羽の一部を切ってあるので、このカラス逃げられない。
イギリス王室もロンドン塔も、当分安泰のようだ。







城塞であり、宮殿であり、又ある時は陰謀、投獄、拷問、処刑の
であったり、更には王家の財宝の保管場所であったり・・・。

光と影、いろんな顔をもつ、ロンドン塔を堪能した。

入場料・16ポンド(約4000円)はちょっと高く感じたが
あちらこちら、じっくり観たので、モトはとったかも。

ホワイト・タワーの南側では、中世を再現するパフォーマンスが
行われていた。