松江のお茶・製造直売『錦峰園製茶場』 野津家のブログ

松江のお茶&お米農家。

20代で農業を継ぎ、
3人の子供を育てながら
両親と共に農業に励んでいます。

これも優れもの☆五つ!☆②

2017年12月05日 20時07分16秒 | 

父 綴ります。

先月のブログ投稿以降も、「鶏の飼料用米」の選別作業を続けていましたが。

本日、収穫した全ての「鶏の飼料用米」の選別を終えることが出来ました!。

 

選別作業には、少なくっても4人。多い時には6人体制(土曜日には小3の孫娘も助っ人)で。

乾燥できた籾を、乾燥機からパイプで、籾摺り機へ流しだして、、。

それを手製の選別台の上に出しながら、みんなで”麹菌罹病の「黒籾」”を、一粒づつ指先で摘まみ出しました。

田んぼによって多い少ないがありましたが、みんなが休み無く目を凝らして、、。

もうかれこれ4・5日目くらいの時には、『指の先の皮が薄くなったみたいだがァ』、『指紋が消えてしまったかも』

 

全部で大型トラックに2台半の量である、2万5000㎏を選り分けなければなりません。

全体の6割くらいを選り分けたころでしょうか?。

自分自身でも、『もう限界だァ!』って感じるようなりました。 

でも皆は愚痴を口には出しません。

でも、『肩甲骨辺りが凝って首が痛いがァ~』。『立ち通しなので腰や膝が痛いがァ~』。

 

夜、寝床の中で考えを巡らせていて、ふっと、’家にある篩’で選別が出来るかも、、。

次の日、一粒づつ手選別で摘まみ出した”麹菌罹病の「黒籾」を、’6号篩’で回し篩いをするとグッドォ!

つぎは、’7号篩’で平行篩いをするとグッドグッドォ 完璧に近い

でも、道具による選別が有効なのは解りましたが、どんな方法でどの様にすれば連続して上手くできるのか?。

お茶の製造機械の回転するものや、地元の宍道湖しじみ貝の大きさ選別道具に、思い巡らせました。

 

一昨年、ヒエ草の茎片や、キシュウスズメノヒエの茎片と、”麹菌罹病の「黒籾」を、選り分けるための機械を、

実演機として一度使った経験があったことを思い出しました。 (その時は、期待はずれで返品!)

インターネットで、”稲の麹菌の選別機”を検索してみると、、、出てきましたァ。 その機械は”粗選機”。

製造してるメーカーは数社あって、価格は20万円以上。

 

現状を脱出するためには、試してみる価値は大いにあるって思いました。

でも、機械の実際の選別程度に不安があります。

もし、思うほどの効果が出ないものを20数万円も出して買ってしまっても、、。

 

そうだ、10月に’玄米の色彩選別’をしてもらいに行った折に、「保っさん」の共同作業場で偶然見かけた”粗選機”。

彼らが今年初めて導入したとかで使用してた”粗選機”の下には、3~5cmの草茎片と”黒く丸い稲麹”が転がってた。

こうなったら、”苦しい時の友達頼み”。

早速、携帯電話で「保っさん」に実情を話してみました。

 

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