MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.023 「沈黙の追撃」 (2005年 米 96分 ビスタ)

2006-03-07 01:50:56 | 2006年劇場鑑賞
監督 アンソニー・ヒコックス
出演 スティーブン・セガール
    ヴィニー・ジョーンズ
    ゲイリー・ダニエルズ



銀幕のセメント親父ことスティーブン・セガールの最新作はお馴染みの「沈黙シリーズ」(ホントはシリーズでも何でもないんだが)ですが、もう何作この邦題のシリーズが公開された事でしょうか・・・
重ねるごとに作品としてのレベルがダウンしていくのは仕方ないけどアクションもますます大人しくなり、ホンマに沈黙してどないすんねん!
ただ前作「イン・トゥ・ザ・サン」で生粋の大阪人ぶりを見せ付けたセガールはアクションでも久々の気合の入った格闘アクションを披露して楽しませてくれたので今回も淡い期待を胸に大阪のセガール映画の聖地でもある(?)天六ユウラク座(西の銀座シネパトス?)へ・・・

これがまたセガール作品の中でも派手さにおいては「沈黙の戦艦」並にドンパチやらかしてくれます。
こう書くと聞こえはいいんですが、これがどうも無意味に派手なだけのように感じられてしまいます。
アメリカ大使暗殺から幕を開けるこの映画は、CIAは悪徳科学者と組む首謀者を暗殺する為に特殊部隊が派遣されるが敢無く捕虜になり悪徳科学者により洗脳され殺人マシーンと化す。
そして海軍エリートでセガールに捕虜奪還を命じられ、かつての仲間共々まさにチームセガールを結成する。
個性的な面々の部下を引き連れ任務を遂行するセガールは何かいつもと違う・・・彼は一匹狼で街のゴロツキ相手に問答無用のアクションを展開するほうがイメージ合うんですがね。
妙に戦略的な頭脳プレーを発揮したりして、そんなセガールは見たくない。
ポスターの宣伝コピーに「この親父キレすぎ!」はブチキレて大暴れするのでなく、頭がキレるて言う意味のようですな~

で、この映画はセガール一行が動き出してから一気に展開がスピーディになります。
戦車相手に派手な白兵戦を展開したかと思えば、あっけなく捕虜奪還!そしてダムを大爆破したかと思えば、いつの間にか潜水艦ムービーに話は展開していき潜水艦ジャックが発生!更には南米を舞台に替え、オペラ座でのサスペンス仕立ての暗殺劇が展開しそこで観衆を巻き込んでの銃撃戦!車は市街を暴走しヘリコプターは大破・・・これらを96分に詰め込むんだから当然ストーリーは支離滅裂で訳分からん!

まるでアクションシーンの見本市で詰め込むだけ詰め込め!見たいな適当感が・・・
肝心のセガールの格闘アクションはほとんど控えめで2シーン程度で不発弾。
逆に風呂敷を広げすぎてその辺お座なりになってるような感じで残念!
途中大使に変装する場面があるが相変わらずの奇抜なセガールファッションで登場し「そんな大使おらんぞ!」と思ってしまいました(それにしてもあんな服どこで売ってんねん)



★★ 2006.3.4(土) 天六ユウラク座 22:30 中央通路際

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