MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.079 「永遠の0」(2013年 144分 シネスコ)

2013-12-29 00:05:16 | 2013年劇場鑑賞
監督 山崎貴
出演 岡田准一
   三浦春馬
   井上真央



引き続きアポロシネマで見たのが、これまた今話題のです
平日だけど流石に1番スクリーンでの上映で先程の作品以上に人が多いですね
さっきの映画もこの映画も年配のお客さんがやけに目立ちますな

(あらすじ)

祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。
進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。
そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……



まずこの映画の戦闘シーンのCG
が邦画にしてはとても良く出来ておりますさすがプラモデルのタミヤが資料提供してるだけあってゼロ戦や空母などの細かい部分も良く出来てそうです
昔の模型丸出しの頃と比べたら変わったもんだ
三丁目の夕日の監督&VFXだけの事はありますね

主人公は臆病者と呼ばれた天才的なパイロット
国の為に死ぬのが当たり前と言う思想の軍国主義の時代、国より家族の為に生きようと考える姿は当時なら非国民とか臆病者
とか言われるんでしょうね
この映画は家族を悲しませないために戦争を生き抜いて帰ろうとする、言わば当たり前な考えを持った男の話
ま、当時の思想から行けば今の現代人的な考えなんでしょうが、この時代にこう言う作品を見ると昨今の緊張高まる日本の沿岸出来事が少し想像してしまう
今のこの時代に戦うような事態になれば国の為に命を・・・と言う言葉が聞かれるのだろうか?



あの時代に個人の幸福を尊重して戦う事が許されなかった兵士たちの気持ちは、第一に日本の平和の為だったでしょうが、でもその向こうには祖国の両親や兄弟、妻子などを思う気持ちがあったハズで、それを重きに置いたら異端扱いされる時代に戻してはいけないと思いました
やはり平和が一番何ですよね

ただ宮部とその妻との場面がワンシーンしかなく、宮部がかたくなに妻子を守ろうとした情感がイマイチ弱いように思う
役者たちの芝居はなかなか皆さん素晴らしいですね
特にこの映画が遺作となった夏八木勲を筆頭にベテラン勢が良い味を出してます




★★★★ 2013.12.27(金) アポロシネマ8 スクリーン1 16:20 E-20










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