MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.012 「THE 有頂天ホテル」(2005年 日本 136分 ビスタ)

2006-02-06 00:58:22 | 2006年劇場鑑賞
監督 三谷幸喜
出演 役所広司
    松たか子
    佐藤浩市



大晦日のカウントダウンが数時間後に迫った老舗ホテルを舞台に一癖も二癖もある宿泊客に振り回されるホテルマンたちの大忙しな数時間物語。
それぞれ豪華スター競演の宿泊客たちや従業員にもそれぞれドラマがあり、それらシンクロしていく構成は昔から良く言われるグランドホテル式だが、この作品はクラシックの名作「グランドホテル」のような人間模様を描いた群像劇のたぐいでなく、ホテルの中での様々な人間が織り成すシチュエーションコメディて感じです
カウントダウンまで数時間に迫った中、次から次に難題が降りかかるホテル版「24」ともいえましょうか(いや「136」か・・・)

三谷幸喜らしい練られた脚本で複雑にも人物がからんで一夜のホテル出来事をうまくまとめたと思いました。
まぁ一つ一つのエピソードは単純な話なんだが・・・
しかしホテル内の限られた空間の中で色んな人間が行き交う様をロングショットの多用でスピーディにテンポよく見せてくれ時間を飽きさせない。
ただ三谷幸喜だから思うのかも知れないがどうしても雰囲気はテレビサイズ・・・映画でなくてもエエやんか・・・何て思ってしまうんですがね

中心となるホテルマンの役所広司、松たか子、香取慎吾などが自分たちの事情とホテルで起きる事件とリンクしていき、やがてまるで奇跡のようなハッピーエンドに終結していくのはモロにハリウッド的なハッピーエンド風ですね。
お堅い副支配人の役所広司の意外な過去や前妻の前で見栄を張ったら裏目に出てしまうとこなど笑ってしまうし、白塗りの伊東四郎や自己嫌悪で自殺したがる演歌歌手の西田敏行などなど細かい小ネタを含んだエピソードも笑わせてくれるが、どれこれもベタなギャグやネタなので好き嫌いが別れるところではないでしょうか?
私はベタ大好きな方なので結構楽しめたんですがね~
また終盤の話のまとめどころが少々強引にまとめたかな・・・て言う印象が残りましたが、この手の映画はまぁそれもアリでしょうね
でも篠原涼子扮するコールガールがホテルをうろつくのはどうかなぁ~
こんなんあまり日本ではおらんで~ と思いましたがね。

オダギリジョーが意外なキャラで筆耕係て言う意外なホテルの仕事で出てきます(こんな部署あるんやね~)
また腹話術の老芸人役の榎木兵衛が私はツボでしたね
昔は時代劇やヤクザ映画なでで悪役専門の役者さんで、子供の頃に芝居見に連れて行かれたときに杉良太郎の舞台で悪役で出演し、出番が終わったら3階席後方で「スギ!」て掛け声かける役してたのを思いだし感慨深いものを感じてしまいました



★★★★ 2006.2.4(土) アポロシネマ8 スクリーン1 20:55 M-3

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2 コメント

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こんにちは。 (kobitopenguin)
2006-02-06 15:19:04
今作は気楽に楽しめる作品でしたね♪

大爆笑!って程ではなかったですけど、小ネタが散りばめられていて、役者の演技に笑えました。

オダギリジョーは一瞬誰だか分かりませんでした(笑)

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ようこそ (キング)
2006-02-08 00:39:39
私もたしかに大笑いはあまり無かったけど、ニヤつきながら見てましたよ
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