MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.084 「人生の特等席」(2012年 111分 シネスコ)

2012-12-07 22:07:50 | 2012年劇場鑑賞
監督 ロバート・ロレンツ
出演 クリント・イーストウッド
   エイミー・アダムス
   ジャスティン・ティンバーレイク



久しぶりのクリント・イーストウッド主演作
「グラントリノ」で引退宣言してたが、まだまだ役者クリント・イーストウッドを見たいと思っていたので、今回の復帰は嬉しいですね
ますます年齢を重ねて、アクションのある芝居は難しいだろうけど、こう言う深みのある作品はまさに打ってつけではないでしょうか?

(あらすじ)

ガス(クリント・イーストウッド)は長年大リーグの名スカウトとして腕を振るってきたが、ここのところ年のせいで視力が弱ってきていた。
それでもまったく引退する素振りを見せない彼に、チームは疑いの目を向ける。
窮地に陥った父親に救いの手を差し伸べたのは、あまり関係が良好とはいえない娘のミッキー(エイミー・アダムス)だった。



反目しあい、互いに意地をはる父と娘のドラマが中心
父の病気がキッカケで娘から寄り添っていくが、その父親はどこか偏屈で強情・・・クリント・イーストウッドにはピッタリの役柄ですね
気の強い娘をエイミー・アダムスがこれまた好演しています
ここにジャスティン・ティンバーレイク扮する若きスカウトが登場しエイミー・アダムスと段々惹かれあっていきロマンスへと発展して行くんだが、個人的にこの展開は要らんかったと思います
あくまで親子のドラマ1本の方が良かったように思う

父に見放されたと思ってから距離を置くようになった娘と、ある事がキッカケで娘を遠ざける父・・・そんな2人が結び付ける野球と言うスポーツ・・・野球を通して2人の距離が縮まっていく姿にジーンとなるんだが、そこに恋愛云々のような話は親子のドラマをぼやかすように感じました



メジャーリーグのスカウトというクリント・イーストウッドの役どころですが、1人の有望な選手をスカウトするエピソードがサイドストーリー的に最初は描かれるが、これがラストに親子のドラマとして効いてくくるんですね
この辺はなかなか心憎いと思った
人生の特等席を見つけた人たちの見事なドラマだが、同時に特等席目前に転げ落ちる人間も見せてくれる



★★★★ 2012.12.7(木) なんばパークスシネマ シアター1 18:00 D-3