MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.083 「ドリームハウス」(2011年 92分 シネスコ)

2012-12-05 23:01:32 | 2012年劇場鑑賞
監督 ジム・シェリダン
出演 ダニエル・クレイグ
   ナオミ・ワッツ
   レイチェル・ワイズ



007の最新作が公開されてますが、その主演を務めるダニエル・クレイグ主演作
ホラー映画ですが、彼はジェームスボンドだけでなく「ドラゴンタトゥーの女」のようなハードボイルドな役も出来るし、あまりボンド役のイメージが固定されてないですね
今回の役も普通の父親役という役どころ・・・

(あらすじ)

家族と向き合う時間を増やそうと、ウィル(ダニエル・クレイグ)は会社を退社して郊外の家に越すことに。
父親以外の家族が殺害されたいわくつきの家だったが、妻リジー(レイチェル・ワイズ)や子どもたちと穏やかな日々を送れることにウィルは満足する。
しかし、不気味な男が家の周辺をうろつき、子どもたちが幽霊らしきものを見たと騒ぐなど、不審な出来事が相次ぐ。
そんな中、ウィルは向かいに住むアン(ナオミ・ワッツ)から、以前の居住者一家殺人の犯人が彼らの父親で、いまだに捕まっていないと教えられる。



こういう映画は感想を書きにくいので困ります
いろいろと伏線が張られていて、まぁ最初から良く見ててくださいとしか言いようがないですが、でもホラー映画・・・それもオカルト仕立ての作品かと思ってると意外な展開になっていきます
正直途中で何となくオチがわかってしまうが、それがオチと言うより後半にかけてドラマが大きく動いていくキッカケとなって行き、観客の予想を裏切りながら後半は展開していく心憎い展開となります

この映画前半は幽霊屋敷ムービーのようなオカルト映画的な要素を見せてくれますが、途中からサイコスリラーだったんか?
と思わせてくれる
でも後半はいつしかこれが悲しい家族のドラマとなって行き、ホラーやスリラー映画である事を忘れさせてくれる
さすがジム・シェリダン監督らしく単なるホラー映画には終わらせないのはさすがですね



ダニエル・クレイグは007色をまったく出さずに演じています
ついついあの役をやるとイメージが固定しまいがちだが、彼は主演作も多いし、007の枠にとらわれずこれからも活躍するでしょう
ナオミ・ワッツとレイチェル・ワイズ・・・2人とも好きな女優さんですが、この2人を同時に見れるだけで充分楽しめるけど、この2人の存在がこの映画では大きいと思います
特にナオミ・ワッツのどこか影のあるミステリアス雰囲気が大きなキーとなっています




★★★★ 2012.11.29(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター10 21:10 L-2