MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.081 「ミッション:8ミニッツ」(2011年 93分 ビスタ)

2011-11-11 23:50:35 | 2011年劇場鑑賞
監督 ダンカン・ジョーンズ
出演 ジェイク・ギレンホール
   ミシェル・モナハン
   ヴェラ・ファーミガ



今年もだんだんと残りが少なくなってきました
現在80本の劇場鑑賞ですが、何とか100本には乗せたいもんです
この日も頑張って3本にチャレンジです
その1本目がこの「ミッション:8ミニッツ」です
「この映画は映画通をほど騙される」というコピーのついた作品です
いったいどんな仕掛けがあるのか楽しみです

(あらすじ)

シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。
爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、軍のエリート、スティーヴンス(ジェイク・ギレンホール)が選ばれる。
事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく・・・



他人の記憶を借りて真相を突き止めるというSFチックなサスペンス映画
でもそんなにSFチックに感じさせないのは設定が電車の爆破事故(テロリストによる爆破)という生々しい所から来るものですね
何度も8分間だけループして行くんだが、まったく最初は成果が出ない。
よって何度も同じ場面が繰り返される・・・

意味合いが違うが相当前に天六ユウラク座で見た「リバース」という映画を思い出した
あれはタイムスリップして10分前くらいに戻り、ある大事故を止めようとするがまったく同じ結果に終わってしまい、何度も同じタイムスリップを繰り返すというストーリーでした
でも今回はタイムスリップでなく他人の記憶に入り込み他人になると言うところがミソ



意外と事件の犯人や真相は早い目に判明するが、この映画の本質はむしろ真相が分かってから以降に集約される
隠れた作品のテーマが後半にあるような気がします
ここではあまり言えないが、主人公がある真実を知りそしてある行動に出る後半は前半のループによる謎解きが、このための前振りにさえ思えてしまう
取り分けビックリするような映画ではないが、よく考え練りこまれた佳作であります



★★★ 2011.11.10(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン3 16:10 B-8