MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.032 「第9地区」 (2009年 111分 ビスタ)

2010-04-22 00:56:07 | 2010年劇場鑑賞
監督 ニール・ブロンカンプ
出演 シャールト・コプリー
   ジェイソン・コープ
   デヴィッド・ジェームズ



またまた日曜の夜のレイトショーでの鑑賞です。
本日は少し遠征してMOVIX八尾にて「第9地区」という作品をみます。
最近あまり作品の知識を出来るだけ入れずに見る時がありますが、この映画も予告の映像ぐらいで雑誌などの解説やあらすじには目を通さず、予備知識を押さえての鑑賞です。

(あらすじ)

ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。
攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。
彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが…



予告の段階からこの映画は一体どんな映画?と言う興味を駆り立てられました
ドキュメンタリータッチの映像が特長で、人間とエイリアンの共存を描かれていきます
前半にスラムと化したエイリアンの移住区である第9地区に人間である行政が立ち入り、立ち退き命令を出して回る場面は現実の人間の世界でも各地で起こってるような出来事を思わせます
この場面は相手がエビのようなエイリアンって事もあり何となくパロディを見てるようなコミカルさを感じてしまいました(エイリアンがタンクトップ着てたりして滑稽だったな)

最近流行り?のフェイクドキュメント風のタッチで描かれた前半はなかなか本物っぽくニュース映像や短いコメントなどをテンポよく編集されて面白かったけど、この調子で2時間近くやられるのも辛いなぁ~と思ってたら、途中から前半のドキュメンタリー調はどこへやら、主人公(にしては地味だが、かえってそれがいいかも)が変なエイリアンの作った粉に触れてしまったため、身体がエイリアンに変形していしまうというSFホラーなタッチとなりやがてロボットが大暴れ・・・って完全に劇映画になってます。
まず手が「原子人間」のごとく怪物のようになり、「ザ・フライ」のように歯が抜け落ちていく・・・後半はなんか「第5惑星」見たいな人間とエイリアンの信頼関係見たいな関係になったりして・・・と、いろんな映画の要素が詰まった娯楽作品でした。



娯楽映画としてはまぁまぁと言ったところだが、正直これも思ってたイメージとは違う映画でしたね。
予告で出てくるエイリアンに尋問するシーンは本編には無かったですね。
あの場面って結構重要だと思うんですがね。
でも南アフリカ上空に浮かぶ巨大UFOはよく出来てましたね~
微妙にかすみがちなところがリアルでした。
ドラマの舞台がありがちなニューヨークとかロスとかでなく南アフリカってところが何となく意味心なテーマを連想させる。



★★★ 2010.4.18(日) MOVIX八尾 シアター5 21:40 K-3