MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.071 「カサノバ」(2005年 米 112分 シネスコ)

2006-07-16 01:25:51 | 2006年劇場鑑賞
監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ヒース・レジャー
    シエナ・ミラー
    ジェレミー・アイアンズ



カサノバを題材にした作品は前からもありましたね。
でも私はいずれも見た事はありません・・・今回がカサノバの映画は初めてです。

過去フェデリコ・フェリーニが監督しドナルド・サザーランドがカサノバ を演じた「カサノバ」やアラン・ドロンがカサノバを演じた「カサノヴァ最後の恋」など・・・イメージとしては好色男、プレイボーイ、スケベ、女たらしetc そんなカサノバをそういったイメージとはやや違うような2枚目のヒース・レジャー が演じるって事で、どんなカサノバ像を見せてくれるのか?
ま、正直あまり期待せず見にいきました。

(あらすじ)

あらゆる女性を、その魅力でとりこにするカサノバ(ヒース・レジャー)は、不貞や異端行為の罪で死罪を言い渡される。ヴェネチア総督のとりなしで何とか無罪放免となったものの、まもなく始まるカーニバルが終わるまでに良家の子女と結婚するよう命令される。そんな折、彼は女性の解放を唱える美女フランチェスカ(シエナ・ミラー)と出会うが……。

もう少しドロドロした映画かな?と思ってたら意外な事に軽いタッチの作品で、所々にアクションシーンなどもあり過去の作品とはイメージが全然違いますよね(多分)
冒頭の捕り物のシーンなどコミカルなアクション仕立てで、ジャッキー・チェンの映画なんかで出てきそうな場面だし、クライマックスの場面では逃げるカサノバら主要人物らが追っ手から逃れるチェイスからの大立ち回りなどアクション映画?などと思ってしまうほど派手です。
かったる~い映画かな・・・?と思ってたら大違いな軽いノリでいい意味で期待を裏切られた感じで良かったですね。

軽いといえばアカデミー俳優ジェレミー・アイアンズが登場してますが、グッと渋く締めるのかな?と思えば軽~いギャグをさりげなく随所にかますオトボケ司教で笑わす・・・

世紀の色男カサノバが本当の愛に目覚めるヒロイン=フランチェスカを演じるシエナ・ミラーが微妙に地味な印象で・・・何かあれこれ美女に手を付けてた割には結局この人なん?て言う感じだけど、まぁ、案外プレイボーイの落ちつく所ってそんなものかも知れませんな。

最後は新解釈(?)なカサノバの物語・・・て感じでやや捻ってましたね。



★★★ 2006.7.11(火) 動物園前シネフェスタ4 シネマ2 18:40 中央右寄り