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MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.057 「ジャージー・ボーイズ」(2014年 134分 シネスコ)

2014-10-16 01:03:30 | 2014年劇場鑑賞
監督 クリント・イーストウッド
出演 ジョン・ロイド・ヤング
   エリック・バーゲン
   マイケル・ロメンダ



久々のレイトショーにきました
地元のアポロシネマ8ですが、見逃し映画ここしばらくあるので仕事帰りに強行
こうまでしないと最近は苦戦だ


(あらすじ)

ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。
コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。
やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。



もともとこの映画はブロードウェイのミュージカルらしいですが、クリント・イーストウッドがこれを映画化
彼の作品では珍しいミュージカル映画・・・でも劇中はそんな雰囲気はないザ・フォー・シーズンズのサクセスストーリーの裏に隠された人間ドラマがさすがクリント・イーストウッドって感じでしっかり描かれていてる

60年代の曲がバンバンかかるし当時のファッションや生活感なども再現されているようで、まさにオールディーズファンにも堪らない作品ですね
ザ・フォー・シーズンズはあまり詳しく知らないけど、フランクキー・ヴァリと言えば「グリース」のオープニング主題歌を歌ってた人ぐらいの認識・・・
でもこの映画を見てたら「シェリー」や「君の瞳に恋してる」のオリジナルを歌ってたグループだってのを知りました
君の瞳に恋してるなどはどうしてもボーイズタウンギャングのイメージでしたからね



また俳優のジヨ―ぺシの存在が思わぬとこで出来来るのも意外
その役をする俳優さんの芝居がジヨ―ぺシが映画で演じそうなキャラ見たいでワロタ・・・
名曲の裏に秘話やドラマあり・・・そんな事を感じさせる良い映画でした




★★★★ 2013.10.14(木) アポロシネマ8 スクリーン8 20:55 E-7

No.056「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(2014年 ビスタ 131分)

2014-10-15 22:43:35 | 2014年劇場鑑賞
監督 マット・リーヴス
出演 アンディ・サーキス
   ジェイソン・クラーク
   ゲイリー・オールドマン



今年は本数伸びないな~
まぁ仕方ないことだが、やはり天六シネ5ビルが無くなってから本数が減りだした
今年はまだ50本台ですが、話題作ははずさないように気をつけよう

(あらすじ)

自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。
サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴールデンゲートブリッジを挟んで存在していた。
人類のコミュニティーでは、衰退を食い止めるためにも、猿たちと対話すべきだとする者、再び人類が地球を支配するべきだとする者たちが、それぞれの考えに従って動き出す。
一方、猿たちを率いるシーザー(アンディ・サーキス)は、人類と接触しようとせずに文明を構築していた。



まずは内容よりも猿の描写!
昔の猿の惑星は特殊メイクによる猿メイクが当時としては画期的で驚きでしたが、今回はメイクでなくモーションキャプチャーのフルCGの猿が画面を埋めつくす
動物としての猿が人間の知能を兼ね備えた微妙なバランス具合が良いね
旧作は人間そのままな動きや言動でしたが、前作同様このへんリアリティあります



そして過去の猿の惑星の中で初めて?猿が主役でもあり、人間が脇役になってる感じです
人間が猿から人類を奪還するのでなく、猿が人間から家族を守る話になっていて新鮮味のあるパターンでした



★★★★ 2014.10.9(木) アポロシネマ8 スクリーン2 18;10  

No.055 「フライト・ゲーム」(2014年 107分 シネスコ)

2014-10-06 23:32:03 | 2014年劇場鑑賞
監督 ジャウマ・コレット=セラ
出演 リーアム・ニーソン
   ジュリアン・ムーア
   ミシェル・ドッカリー



久々のなんばパークスシネマに来ました
昼は歌舞伎の解説付きのイベント上映があってかなり年配層で混雑してたロビーですが夕方となるといつもの平日の風景になりました

(あらすじ)

一般の乗客を装い旅客機の警備に当たる航空保安官のビル・マークス。
酒が手放せず、決して品行方正とは言えない彼が今回乗り込むのは、NY発ロンドン行きの便。
大西洋の上空を飛行中の真夜中、機内ではほとんどの乗客が寝静まっていた。
その時、ビルの携帯に不審なメールが届く。
明らかにビルの行動を監視していると思われる正体不明の送信者は“指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す”とビルを脅迫。
やがて思いもよらぬ形で1人目の犠牲者が出てしまう。
そんな中、犯人の指定する口座がビルの名義と判明、地上の保安局ではビルこそが容疑者の筆頭と考え始める
孤立無援の中、それでも見えない犯人の尻尾を掴もうと懸命に捜査を続けるビルだったが…




映画始って早々に伏線を張ってあってあらゆる奴が怪しく感じさせる
また主人公自身も精神が不安定でアルコール依存症のような状態と言うのが、誰でも犯人の可能性を感じさせるパターンの展開に多少のアクセントをつける・・・もしかしたら夢オチ?的なパターンも?見たい疑念を待たせるように思う
そして飛行機と言う密室の中で携帯電話などを使った犯行はまさに現代的な発想ですね



また怪しいやつが実はそうでなかったり、怪しいと思ってたら実は・・・?
的な細かいどんでん返しを見せてくれる中盤までは結構楽しめた
しかも後半は航空パニック映画のような要素を加味されて、一粒に二倍美味しい映画でした
ただやや強引な展開ではあるが・・・



★★★★ 2014.10.2(木)なんばパークスシネマ シアター10 17:20 K-26

No.054 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014年 121分 シネスコ)

2014-10-02 15:39:47 | 2014年劇場鑑賞
監督 ジェームズ・ガン
出演 クリス・プラット
   ゾーイ・サルダナ
   デイヴ・バウティスタ



布施ラインシネマに行ってきました
1000円券が残ってたので無駄にせずよかった
私の会員になってるシネコンはことごとくシステムが変わり新システム導入になってます
ポイントの引き継ぎ等無駄にしないように立ち回らなければ・・・

(あらすじ)

幼くして地球から誘拐されたピーターは、今や宇宙をまたにかけるプレイボーイのトレジャーハンター。
自ら“スター・ロード”と名乗り、どんなピンチも持ち前の悪知恵と度胸で乗り切ってきた。
そんな彼の心の支えは、70年代の地球のヒット曲が入った母の形見のウォークマン。
ある日、ピーターは強大な力を秘めたパワー・ストーン“オーブ”を手に入れる。
しかしそのせいで、銀河の支配を目論む恐るべき闇の存在と、銀河の秩序を司るザンダー星の壮大な戦いに巻き込まれるハメに。そこでピーターは、宇宙一凶暴なアライグマのロケットはじめ、刑務所で出会った4人のワケありすぎるお尋ね者たちと手を組みチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”を結成し、銀河存亡を懸けたあまりにも無謀な戦いに立ち向かっていくのだった



どことなくスターウォーズを思わすキャラ設定に感じたが、それが個人的にツボでした
これもマーベルコミックらしいけど予想以上に面白かったね
特にアライグマのキャラが一歩間違うとうっとしいキャラになるんだが、その辺うまく他のキャラとバランス良かったです



というより中心的な存在のピーターがアライグマと比べるとやや地味な印象なんでアライグマが目立つね
でも嫌みなくどのキャラもはまっていて良かったです
こう言う映画はストーリーもさることながらキャラのバランスが大事ですからね



★★★ 2014.9.25(木) 布施ラインシネマ シネマ6 17:25 G-2

No.053 「LUCY/ルーシー 」(2014年 89分 シネスコ)

2014-09-07 00:03:12 | 2014年劇場鑑賞
監督 リュック・ベッソン
出演 スカーレット・ヨハンソン
   モーガン・フリーマン
   チェ・ミンシク



なんばTOHOシネマズに久々に来たけどポイントがイマイチたまらない
来る時はどんどんたまるんだが・・・ここ数年でシネコンの会員システムが変わったりしてきましたね
また新たに会員にならないといけないシネコンもあったりするし・・・

(あらすじ)

マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。
しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。
脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自らを制御できなくなっていく。



この映画のストーリーはあまり知らなくて見たんだがてっきり、「ニキ―タ」のようなヒロインが活躍するアクションかと思ったらチト思ってたのと違った
もうすこし単純な話かと思ったら脳科学のようなややこしい設定が出てくる
変な薬を腹の中に埋め込まれ、それが体内で破裂してしまい薬が体内に吸収されてしまう
そして無敵のスーパーウーマンになるのか・・・と思ったがたしかにスーパーウーマンだが脳を100パーセント活用してしまうと言う凄いことに!



もう単に強いだけでなく透視力や念力のような超能力まで発揮!
人間は脳を10パーセントしか使ってないらしいが、100パーセント使ってしまえば最後はトンでもないものに・・・
個人的にもっと単純なスーパーウーマンの話と思ってたからやや戸惑いがありました
韓国から悪役でチェ・ミンシクが出てましたが、なんか滑稽なアジア人の悪党見たいでこの役者の良い部分が出てなかったな~
無名の俳優でも良かったような感じでした



★★ 2-14.9.4(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン5 18:50 C-10

No.052 「イントゥ・ザ・ストーム」(2014年 89分 シネスコ)

2014-08-28 23:04:08 | 2014年劇場鑑賞
監督 スティーヴン・クエイル
出演 リチャード・アーミティッジ
   サラ・ウェイン・キャリーズ
   マット・ウォルシュ



布施ラインシネマでの鑑賞
サービスチケットあるから持ってくんだけど、その度にサービスデ―だったりこの時間からは会員価格だから値段はサービスチケットと同じだったり・・・て事でなかなかサービスチケット使う機会がない・・・今日も結局使う必要なしの時間帯だったのでチケットは残ってる
まぁ9月一杯まで使えるけど毎回ここへくる訳ではないしね

(あらすじ)

直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。
炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。
一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……



20年くらい前に見た「ツイスター」という竜巻の映画を見た時は衝撃的でした
この映画までの間TVムービーなんかで竜巻を題材にした作品が多数ありましたが、久々にスクリーンで見る竜巻映画・・・しかもCGの技術が大幅進歩したこの時代にどんな映像を見せてくれるか?
予告ですでに見せ場の連発でしたが、本編を見ても予告だけでない迫力ある映像を見せてくれます

ただ技術がいろいろ氾濫していて「ツイスター」ほどの衝撃は今更ない
しかし流行りの主観映像という方式を取り入れてるので竜巻の中にカメラが入ったり、至近距離の臨場感のある見せ方は面白いと思った
竜巻の中に登場人物同様観客も放り込まれるような体感ムービー!



人間ドラマは正直ありがちな薄いストーリーだが、プライムウェーヴから出てるTVムービーのパニック映画の当たり版のような作品ながらスクリーンで見る値打ちのある作品です
こういう映画こそ3Dで見たいもんだね
3Dで見なくても良いような3D作品は多々あるのにね



★★★★ 2014.8.28(木) 布施ラインシネマ シネマ5 18:30 E-3

No.051「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年 117分 シネスコ)

2014-08-27 23:08:16 | 2014年劇場鑑賞
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
出演 マシュー・マコノヒー
   ジャレッド・レトー
   ジェニファー・ガーナー



久しぶりに新世界国際にやってきた!
見逃した「ダラス・バイヤーズクラブ」が上映されてるので見にきたんですが、この映画館の佇まいはまさに昭和!
タイムスリップしたかのような錯覚が起こすようなレトロな劇場ですが、その雰囲気も昔の映画館のまま・・・タバコのにおいと何とも言えないカビ臭さ・・・でも今日はいつもより空気はマシな気がします

(あらすじ)

1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、HIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。
アメリカには認可治療薬が少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。
偶然出会った性同一性障害でエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レトー)と一緒に、国内未承認の薬を販売する「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが…



何よりマシュー・マコノヒーの身体を張った演技が胸を打ちますね
痩せた体型はまさに鬼気迫るものを感じさせるし、さすがアカデミー賞の主演男優賞を取っただけの事はあります
さらにそれ以上にインパクト絶大なのが性同一性障害のエイズ患者を演じたジャレッド・レトー!
ある意味マシュー・マコノヒー以上の印象を残し、悲しい役所ながらどこか明るさも感じられ、また明るければ明るいほど悲しみが増してくる・・・・



余命を告げられた主人公が悲観にくれるけど、悲観にくれて行くだけでなく今の自分だから出来る事をしようとする姿
それが違法であっても同じような境遇の人たちには救いになる行為
命ある限り行動を起こす姿は死を前にしても前向きに生きる、または行動する姿は人間として生きる証のように感じます
難病モノ?と思って見てたら悲壮な雰囲気より前向きに生きる姿を全面に描いたような作品でした



★★★★ 2014.8.21(木) 新世界国際 16:25

No.050 「トランスフォーマー/ロストエイジ」(2014年 165分 シネスコ)

2014-08-15 18:53:15 | 2014年劇場鑑賞
監督 マイケル・ベイ
出演 マーク・ウォールバーグ
   ニコラ・ペルツ
   スタンリー・トゥッチ



お盆休みの布施ラインシネマはさすが賑わっています
でもこの映画のスクリーンに入ると意外と中高年の人が多いのに驚いた!
3Dで吹替え版やからかな?

(あらすじ)

ディセプティコンとの激戦から4年。発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)はかなり安い値段でトラックを手に入れるが、それは何とオプティマスだった。そこへオプティマスらトランスフォーマーを取り締まる政府の秘密機関KSIが登場。ケイドと家族はKSIに抗いピンチになるも、オプティマスに助けられる。そのころ、新しいディセプティコン、ロックダウンが地球に出現。さらにはダイナボットも復活し、オプティマスは捕まってしまう。



特撮の映画で特に驚きませんし、この映画も4作目ですが見るたびにその映像の凄さに今だに驚きます
相変わらず凄い映像で、そこに3Dの効果が合わさってまさのアトラクションムービーになってます
細かいディティールや質感はいつもながらですが、今回は光の光沢感や逆光による光のにじみやフレアーまでも細かく3D効果出てます
あまり3Dでもイマイチ効果のない作品が多い中この作品はやはり3Dで見るべき作品
IMAXならなおさら凄いのかな~

165分と言う長い映画ですが、退屈する事無くド迫力の映像に引き込まれます
ま、逆に圧倒されて疲れるかもね
クライマックスは中国・・・アメリカでなく中国の町が破壊されまくります
なんか意図的?な訳はないでしょうけど・・・



映画としての内容は正直たいした話ではありません
ひたすらロボットのド迫力大戦に身を任せて楽しみましょう
4作目となるこの映画ですが特撮だけでも、これだけ今だクォリティの高いのを見せてくれるのはたいしたもんですね
内容は・・・微妙だけど



★★★★ 2014.8.15(金) 布施ラインシネマ シネマ7 11:25 E-1

No.049 「GODZILLA ゴジラ 3D版」(2014年 123分 シネスコ)

2014-08-09 23:27:04 | 2014年劇場鑑賞
監督 ギャレス・エドワーズ
出演 アーロン・テイラー=ジョンソン
渡辺謙
   サリー・ホーキンス



続けての鑑賞はこの夏の一番の話題作「GODZILLA ゴジラ」
ハリウッドでの再リメイクとなった日本が誇る怪獣映画が世界中で大ヒットを受けいよいよ日本にやってきた
昭和ゴジラのリアルタイム世代に取ってはワクワクしての鑑賞
しかも3D版での鑑賞です

(あらすじ)

1999年、日本。原子力発電所で働くジョー(ブライアン・クランストン)は、突如として発生した異様な振動に危険を感じて運転停止を決意。
だが、振動は激しさを増して発電所は崩壊し、一緒に働いていた妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を亡くしてしまう。
それから15年後、アメリカ軍爆発物処理班の隊員である、ジョーの息子フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、日本で暮らす父を訪ねる。
原発崩壊事故の原因を調べようと侵入禁止区域に足を踏み入れた二人は、そこで思いも寄らぬ光景を目にする。



造形的には前回のハリウッド版を思えば今作はオリジナルに忠実だし、悪党面な感じも良いですね
吠える時に大きく見得を切って天に向かって吠える姿もカッコ良すぎ!
何よりもハンパ無いほどの巨大感は人類に打つ手なし!と思わせる
口から吐く放射能攻撃も乱発せずに満を持してココって言うとこで出すとこもイイ!
トカゲの怪獣だったエメリッヒ版ゴジラよりは遥かにゴジラでした

それだけに思ってたより出番が少ないのが残念・・・
ゴジラが破壊神と化し町を焼き尽くすのか!と思ったらそう言うコンセプトではないんですね
ム―ト―と言う怪獣に大暴れはまかせて、ゴジラはそのム―ト―を倒すために現れる
いわゆるゴジラVS×××と言う図式だったんですね
それはそれで悪くは無いけど、この凶悪顔のゴジラだけに個人的にはピンで暴れまわって欲しかった



ピンで暴れまわった前回のエメリッヒ版ゴジラの方がそう言う意味では設定的には良かった
あれはゴジラを名のなら無ければ怪獣映画としては結構好きですけどね
でも巨大なゴジラの迫力は言う事無しなので、噂される続編では今作以上の大暴れを期待します



No.048 「渇き。」(2014年 シネスコ)

2014-08-08 23:09:47 | 2014年劇場鑑賞
監督 中島哲也
出演 役所広司
   小松菜奈
   妻夫木聡



久しぶりの映画のハシゴ
まずは邦画のこの映画・・・噂によるとけっこうえげつない作品だとか?
いざ劇場に行くと若い客層でやたら女の子が目についたが・・・何故かな?
たまたまか・・・?

(あらすじ)

品行方正だった娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に何もかもを残したまま姿を消したと元妻から聞かされ、その行方を追い掛けることにした元刑事で父親の藤島昭和(役所広司)。自身の性格や言動で家族をバラバラにした彼は、そうした過去には目もくれずに自分が思い描く家族像を取り戻そうと躍起になって娘の足取りを調べていく。
交友関係や行動を丹念にたどるに従って浮き上がる、加奈子の知られざる素顔に驚きを覚える藤島。
やがて、ある手掛かりをつかむが、それと同時に思わぬ事件に直面することになる。




この映画の監督作品は何本か見たけど、どれもこれも過激派な描写やバイオレンスなアクションなどが出て来ますがそういう意味ではこの映画では最高点なとこまで来たんではないでしょうか?
放送禁止用語なキ⚪⚪イとかのセリフなんか普通に出てくるし、やたらボコボコ人を殴ります
結構見る人によってはキツイ映画だと思います
悪党を退治していくようなバイオレンスではないので暴力の向こうにはカタルシスのようなものはありません
それだけに不快感だけを感じる人も居るかもしれません

でも個人的には面白く見れましたが・・・
日本を代表する名優の役所広司にキレキレの野獣のような芝居をさせるってのも凄いけど、それに応えてギラギラした中年オヤジ藤島のブチ切れ具合を見せてくれた役所広司も凄い!
気に入らない奴は女だろうと少女だろうとお構いなしでド突きまわす!
平気で車で人に体当たりをかます!美人教師中谷美紀の首を締めあげる・・・
「告白」が静かで冷たいバイオレンスだとするなら、こちらは狂暴で荒々しいバイオレンス



でもそんな怪物藤島もある意味もっと恐ろしいモンスターに踊らされてるというとこが面白い
出てくる登場人物である警察も女子高生もヤクザも母親に父親の不島も・・・全て加奈子と言うモンスターに踊らされ、狂った人間相関図が形成されていく
実際に起こる昨今の事件などの裏にはこんな事が根底にあるのではないのかな?
そんな事も考えさせられるけど、でもキツイ刺激的な映像は凄いエネルギーで観客を圧倒する



★★★★ 2014.8.7(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター11 17:20 D-15