「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

半年振りにJさんが来院、「要観察」 を指圧と生活の工夫で克服

2014年07月01日 | 基本指圧の素晴らしさ

 6月22日、半年ぶりで静岡のJさんが来院しました。暮れ(12月24日)のブログに書いたJさん。去年春の健康診断で、「要観察」と診断されたと手紙にありました。いつも元気なJさんは、若い時から“出張族”で頑張ってきました。実家に帰ると指圧で疲れを取って、また出かけていくという生活で。キャリアで通すのかと思っていたら、数年前に優しいご主人と巡り合って、アッサリ結婚して幸せになりました。
 
 
彼女との長いおつきあいの中で、健康不安の相談は初めてなので心配しました。出されたイエローカードが取り消されるように、私とJさんの二人三脚体調改善計画が始まりました。去年は7月、9月、12月に来院。指圧をするとともに生活の中でできる工夫を指導し、状態に添った運動などを勧めました。
 
細々とした注意も聞いてくれ、順調に改善してこれたと思っています。彼女の「本気」に後押しされとても楽しい治療です。暮れに来院した時、好転反応と思われる坐骨神経痛も出ていましたが、とても「順調」でした。そのとき「また春4月ごろきます」と、ニコニコ顔で帰って行きました。

 
もうそれほどひどく心配することもないとは思っていましたが6月、電話があって急に来院が決まりました。遅くなったけど今年の春の健康診断の結果が出たから見てほしいということで、たまたま私の空き時間ができたところに「待っていました」というように電話があったのです。
 
来院した彼女をさっそく圧してみました。坐骨神経痛の予後もとてもいい状態です。今までの中で一番身体が緩んだ状態で、腰がよく伸びていました。これならば心配していたイエローカードは撤回されると確信しました。彼女の体の心配は残り一つ「首だけが…」といっています。私は左下肢が気になるので、この原因について色々考えられることを2人で模索し、生活の中で両方が解決できる工夫を提案しました。もう大丈夫!

 ちょうど1年間で要観察から脱却、さすがです。この間、4回の来院でみごとに体調を回復したので本当に嬉しいです。出ている症状を指圧で良くするのは素晴らしいことですが、イエローカードで病気を未然に防げたらそれが最高です。この一年を通して二人とも素晴らしい経験をさせていただいたと感謝しています。まだ彼女は若いですからこの経験は、これからの人生の大きな糧になると確信して止みません。

 
「また夏の疲れが出るころに来ます!」
 
嬉しそうに手を振ってまた帰って行きました。基本指圧で病気を治すのは素晴らしいことだと思いますが、できれば病気を未然に防ぐのが最高です。基本指圧を勉強して本当によかったと心から思える経験でした。

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