「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

姫路城・大天守の鯱は11尾、 「阿吽の一対」 のみ新しく制作

2014年03月26日 | 私の趣味

 姫路城・大天守の鯱(しゃち=鯱鉾)についてひと言書いてみます。
 
私は同じものを模倣復元するのかと思っていましたが、時代によって鯱の形が違うのですね。お城の 「リの一渡櫓」 で江戸時代、明治時代、昭和時代の鯱瓦が展示されていましたので、写真に撮ってきました。ご覧ください。千鳥破風、入母屋破風などに鎮座していたものです。

 
鯱は頭が虎、身体が魚という想像上の動物です。動物のシャチとは関係ありません。火よけのためということで、阿吽一対の棟飾りを設置したのだそうです。天守閣の鯱は2尾だけと思われがちですが、実は姫路城の大天守には11尾の鯱が取り付けられています。大きさは違うそうですが、各重の屋根に取り付けられているのです。

 
大天守にある鯱瓦(阿吽の一対)は新しく制作することになりました。しっぽ、本体、ひれと分かれていて、中は空洞になっているそうですが、それでも1尾およそ300キロだそうです。それ以外の9尾は、既存のものをきれいにして再度取付けます。昭和の大改修のとき制作されたものです。ですから現在展示している昭和の鯱瓦も、改修終了時には再度屋根に上げて設置されるということです。

     

   
  大天守の鯱。左から江戸、明治時代。
  下は昭和の大改修で制作されたもの

   
  屋根から下ろされる阿吽一対の大鯱鉾、今回の大改修で一対だけが新しく制作される
 (下段の写真は「鹿島」のHPから転載)

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