海辺に流れ着き、その町の民宿・宝船に長逗留している作家くずれの男・印南。
客など来ない古道具屋・伽耶伽耶で店番をしている彼は、ある時『螺法四千年記』と題された古い冊子を見つけて読んでみることに。
それは虫やあめふらし、蝸牛などの小動物や人間くさい神の暮らしについて描かれていた。夢かうつつか、印南もまたその中に姿を現しては不思議な体験をすることに……
印南という男(ときどき白蜥蜴)と人間じゃないモノたちのちょっとほのぼのテイストの幻想小説。
世界観的には『家守綺譚』っぽいかな。
現実と幻想の境目が曖昧な感じのお話で、読んでるとぐるぐるしますがそれもまた楽しいかも。
詩人の方だけあって、擬音や言葉選びがやや独特ですね。
<14/4/6,7>
客など来ない古道具屋・伽耶伽耶で店番をしている彼は、ある時『螺法四千年記』と題された古い冊子を見つけて読んでみることに。
それは虫やあめふらし、蝸牛などの小動物や人間くさい神の暮らしについて描かれていた。夢かうつつか、印南もまたその中に姿を現しては不思議な体験をすることに……
印南という男(ときどき白蜥蜴)と人間じゃないモノたちのちょっとほのぼのテイストの幻想小説。
世界観的には『家守綺譚』っぽいかな。
現実と幻想の境目が曖昧な感じのお話で、読んでるとぐるぐるしますがそれもまた楽しいかも。
詩人の方だけあって、擬音や言葉選びがやや独特ですね。
<14/4/6,7>