<地獄から天国に>
昨日は雪で汚れましたコルドバンクスを早速、洗車しました。
見た目、あまり汚れは目立たなかったのですが、やはり雪の汚れは気に成るのです。
まぁ~土地柄か塩カル散布は無いのが、せめてもの救いでしょうか?
そんな今日は、紀北PAからの続きなのです。
昨日までの雪、強風が信じられない位の快晴に恵まれました。
やはり、Kenyは晴れ男!
普段の行いが良いのでしょう。
(#^.^#)
まずは、ランチと夕飯の食材を求め尾鷲市(おわせし)の「おとと」を目指します。
紀勢自動車道の無料区間を終点まで走行しますと、尾鷲なのです。
写真は逆方向(南から北)から見ていますが、42号線を鈴鹿方面から来ますと、右手に「おとと」が見えて来ます。
尾鷲に来ますと必ずここに寄り寿司、魚を求めます。
「おとと」は、尾鷲の水産加工会社 尾鷲物産が経営しており、地場産品、尾鷲で水揚げされた魚介類、良栄丸入港時にはマグロも並ぶ美味しいお店なのです。
ここで、ランチのお寿司、夕飯のお寿司、ナマコ、芽こんぶ等を買い込みました。
午前11時前には入店したのですが、玉子は既に売り切れでした。
買い物を済ませ外に出て見ますと、この青空です。
う~~ん!
何処かに行かない訳にはいきません!
ここは、世界遺産 熊野古道 便石山(びんしやま) 「象の背」しか無いだろうと。
実は以前より、一度は訪れたいと思っていたのです。
(#^.^#)
早速、Googl地図を見ますと、しっかりと掲載されています。
足腰が弱いもので、出来るだけ近くから登ろうと、42号線を紀伊長島方面に帰ります。
途中から林道に入り、行ける所まで行く事に決定します。
Googlナビで進みますと、駐車場検討の音声がたびたび流れます。
どうやら、途中で適当な所に駐車する必要が有りそうです。
林道の道はアスファルト舗装されており、道幅は狭いのですが、所どころにすれ違いゾーンが有りました。
目標地点付近の大きなすれ違いゾーンに、余裕を残し駐車する事にします。
行き駆った車は軽四が1台のみで、殆ど通行は無い状況です。
ここまでは、ルーフに樹木が干渉する事も無く、順調に来れました。
ここで、準備をしこの先は、徒歩で向かいます。
多分、この先に駐車場が有るだろうと思ったのですが、出来るだけ広い場所に停めた方が良いだろうと。
何しろUターンも必要ですからね。
アッ! 水筒、水は忘れずリュクに入れる事が重要ですよ。
後で水の有難味が、名実共に身に沁みる事に成るのです。
駐車した場所から、ほんの2~300mも歩きますと、道を塞ぐように松の木が垂れ下がっていました。
乗用車ですと通行可能ですが、ハイエースだとルーフが当たりそうです。
我ながら、良いタイミングで駐車したものです。
これも後で気が付いたのですが、通常は象の背には馬越峠方面から2時間を掛け行くようです。
所謂、熊野古道沿いのルートですね。
今回の林道からのルートは、ショートカット最短?とも言えるルートのようです。
暫く行きますと、道脇に駐車場が現れました。
せいぜい乗用車 4台分と言う所でしょうか?
この先で舗装は途切れ、地道に成るのですが、まぁ~象の背はこの近くに有るのかと思ってたのですが。
約200m位進みますと、左手に急な階段と案内標識が現れます。
可也の急勾配な階段です。
まぁ~山歩が得意な方ですと、ここで良からぬ予感がするのでしょうが、そこは素人のKenyですから、この直ぐ近くに象の背は有ると信じて疑わないのです。
(@_@;)
幸いと言いましょうか、キャンカー出動中はスニーカーが多く、山歩きには良かったのですが。。。。
ホント、ここが地獄の1丁目でした。
まず、現れましたのが登山上級者ルートかと思われます、急坂岩場!
もう~~~、爺婆は四つん這いでヒィ~~ヒィ~~~とよじ登ります。
額には汗が流れ始めます。
もう~~~上着等は着ておれません。
休憩がてら上着を脱ぎ、汗を拭きます。
水を持参しておりますから、やれやれで喉を潤おします。
花粉症対策のマスクは、とっくに外しています。
(@_@;)
Kenyお座りの石!
途中で見つけました、杉の枝で杖を作りました。
出来ましたら、山歩き用の杖を持参される事をお勧めします。
杖の有難味が身に沁みる事は請け合います!
途中で下から登って来ました、若い女性二人組に道を譲りました。
しっかりとご挨拶をし、バテバテですがニコヤカニに見送ります。
(#^.^#)
ここまでで、3回は休憩したでしょうか?
まだまだ、象の背は姿を見せないのです。
途中に便石山山頂まで、1時間との標識が有りました。
例え標識を見ましても、1時間も掛らない内に象の背は有ると、未だに信じて疑わないのです。
ハイ! 完全にオバカなのです。
尚、連れ合い様は何故か、手提げバッグ持参なのです。
(@_@;)
途中からこれは流石にマズイと思ったか、手持ちのスーパー買い物袋にバッグを入れリュクスタイルで背負っていました。
どうやら軽装で登っているのは、我々だけのようで、皆さん登山スタイルなのです。
(@_@;)(@_@;)
やっとの思いで中間地点の鉄塔に来ました。
この近くで男性登山者に「後、どの位でしょうか?」と聞きますと、「もうすぐです」と言うのです。
しかし、こんな道が延々と続くのです。
まぁ~岩場よりは良いのですが、爺婆はバテバテで無口に成って来ました。
そこで、優しいKenyはもう頂上が見えて居るとか、そろそろ尾根に出そうだとか言い力付けるのです。
途中にこんな標識が有り、馬越峠から2時間で来れる事が分かりました。
我々は便石林道から来ましたから、急坂の岩場登りだったのでしょうね。
ここが便石山頂上で、標高は598mだそうです。
当日のiPhone万歩計に依りますと、登った階数は56階だそうです。
(@_@;)
やっと頂上に出ましたので、ここまで来ますと平らなルートと成りました。
先に進みますと、やや小さな岩が見えて来、お二人の登山者がお弁当中でした。
一瞬、岩が余りに小さく、「エッエエエエ~~~」と思いながら、象の背ですかと聞きますと、左手下に有るとの事です。
遂に! ついに出ました!!!!!
象の背です。
kenyはもう~~感激と興奮で、「わぁ~~~~~!」
「ワッア~~~~スゴイ!!!!」と声が出ます。
どうでしょう?
この絶景は!
象の背の左右に熊野灘の海が広がります。
水平線は丸く、もやって見えます。
女性達には顔出し了解を頂いています。
先程、追い越された女性達で若い所為か、スンナリと登って来られたようです。
kenyはへっピリ腰で、背骨付近を歩き先端付近に進みます。
左右ともに絶壁!
高低差、推定1000m以上!
落ちたら天国にまっしぐらでしょうね。
遠くに尾鷲の火力発電所の煙突が見えます。
ここから見ますと、煙突も小さく見えます。
可愛い笑顔ですね。
しっかりと、kenyのブログ案内もしておきましたよ。
そう言えば、バナークリックを言うのは忘れたような。
この景色ですから、そんな下世話のお話は飛んでいます。
どうでしょう、飛び込みたく成る衝動が湧いて来ませんか?
鳥になり羽ばたきたいとか?
kenyの背中にも翼が有りますからね。
ナイフエッジとはこの事でしょうね。
婆さんにも此方に来たらと呼ぶのですが、残念な事に来ないのです。
ここまで来て、この絶景を見ない理由が理解不能。
象の背も50万年前に紀伊半島が出来た頃の、大カルデラ火山の外輪山の一角なのでしょうね。
これで、日本列島が出来た頃の象の背に立ったkenyと成ったのです。
絶景、若い女性の御蔭で帰りはルンルン気分と言いたい所ですが、何しろ急坂な岩場ですから足を踏み外しますと、遭難もあり得ます。
膝は既に笑転げています。
自分で声を出しながら気合いを入れます。
お連れ合い様には、ユックリで良いからと声を掛け、ここで遭難でもしょうものなら、爺婆軽装登山で遭難とか新聞ざたに成りかねないとか言いながら下ります。
流石に下りは汗も引き、上着を着込んでの下山でした。
麓の階段には、使いました杖を立て掛けておきました。
この杖の御蔭で、何とか無事に下山出来ました。
くどいようですが、水、杖、登山できる靴、服装で出掛けられる事をお勧めします。
それにしても、お腹が空きました。
ホント、掛け値無しに往復2時間は要します。
便石山 象の背巡りは舐めては掛れません。
山を降りた後は、お待ちかねのランチタイムです。
紀伊長島の港まで走ります。
おととで求めました、握り寿司です。
兎に角、ネタが新鮮、デカイ、肉厚なのです。
こんな景色を眺めながらの、我が家のリビングですから美味さ三倍でしょうか?
象の背の話題に浸りながら、コーヒーを呑む頃には眠気が襲って来ます。
こんな時は、キャンカーは有り難く、バンク、リア常設ベットに潜り込みます。
登山疲れも手伝い、何時しか夢の中に。。。。
(#^.^#)
約1時間のお昼寝で、元気を取り戻したKenyは再始動するのです。
その後、温泉に浸かり更に癒したのですが、足腰のガクガクは収まりそうにも有りません。
まぁ~近場ですから、帰るには支障は有りません。
西郷どんが始まる頃には、荷物も降ろし滑り込みセーフです。
おととで求めました、ブリトロ、サーモントロ握りで夕飯です。
地獄から天国!
FFヒータータイマーテストも無事終わり、雪に降られましたが、良い週末だったのでしょう。
やはり、一泊出来る、出来ないは大きいですよね。
次は天国から天国と行かないものでしょうか?
(#^.^#)
魚、海産物、玉子が新鮮で、お得に手に入ります。
出来ましたら、午前中がネライ目ですね。
伊勢方面のお勧めは
返馬餅
手こね寿司
的矢牡蠣 佐藤養殖
伊勢うどん
赤福餅
でしょうか?
お口に合えば良いのですが。
まぁ~便石山への垂直登坂だったようで、最短距離とは言えそうです。
「象の背」は、多分アイガーの稜線にも匹敵するのかも知れません。
長さは約10m程度ですが、左右の絶壁? 足元が見えない感はナイフエッジと言われる所以が理解出来ました。
飛び込みたく成る誘惑が漂う、パワースポット感は半端無い絶景ポイントです。
是非、ご訪問されると良いのかと。
山装備はお忘れ無く。
山ガールも多いような。
(^^:
パンフ等では、ルートの困難さの表示が殆ど無かったのです。
簡単に行ける場所と思い込んでいたようです。
まぁ~おtakaさんに満喫して頂けたら満足ですよ。
(^^
馬越峠ルートですと、片道2時間と言う事は往復4時間ですからね。
まぁ~ヘビーなルートですから、山支度は厳重にし登山する気持ちが必要です。
知らないとは言え、舐めて掛っていました。
反省!(^^:
マラソン完走した後の達成感と似てると思います!
リビングでの食事、風景いいですね😺
キャンピングカーならではですね(^_^)V
膝の悪い高所恐怖症気味の私には無理です(笑)
kenyさんの写真で十分満喫できましたので
十分言行った気になれました
行ってみたい!
時間はかかっても王道で(笑)