<無理をしますとサブバッテリー早期劣化!>
昨日も今日も東海は猛暑、極暑に見舞われています。
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熱帯モンスーン日本の名に恥じない強烈な暑さが続いています。
キャンカー世界を一時賑わしました、タイヤバースト問題も過積載防止キャンペーンで鎮静化して来ました。
しかし、過積載は人が管理する以上、何時でも発生する要素は持ち続けています。
時折見かけますキャンカーの中には、尻下がりで明らかな過積載状態であろうと見られる猛者の方も見受けられます。
総てのキャンカー乗りの方に過積載防止を周知徹底する事は難しいのでしょうね。
そんなキャンカー世界を見渡していますと、最近は暑さの所為も有りエアコン話題が花盛のようです。
皆さん関心事項と見えまして、バッテリー駆動で何時間使えたとかの記事を見ます。
キャンカーの所謂、家庭用エアコンは、電源さえ有れば確実に快適に冷えます。
RVパーク等でAC100Vフックアップが出来れば、何の心配も有りません。
問題はサブバッテリー駆動時なのです。
エアコン搭載車輛であれば、トリプルサブバッテリー300Ahと、エンジンのオルタネーターは130A仕様が最低限必要と成ります。
コルドバンクスのトリプルサブバッテリーは、XINNENG 100Ah、サイクル寿命1,000サイクルと成ります。
このディープサイクルバッテリーのサイクル寿命は各メーカーにより異なります。
比較代表として皆さんご存じのACデルコM27MFですと、105Ah、サイクル寿命 400サイクル。
お値段はXINNENGに比較しますと、若干お安いようですがサイクル寿命が新品時より異なっています。
キャンカーはバッテリーでエアコン稼働する訳ですが、使い方により極端に寿命に対し影響を及ぼします。
ここからが本日の本題なのです。
皆さんのエアコン冷え具合実験を見ていますと、サブバッテリー電圧が12.0Vを切る状態まで放電させエアコン稼働をされています。
Kenyは常日頃、サブバッテリーは高額品ですから、優しく厳しく躾て長寿命を目指しましょうと話しています。
しかし、実験とは言え12.0Vを切る使用方法では、サブバッテリーに取りましては超過酷条件と言わざるを得ません。
電極の早期劣化から、良くて6~12ヶ月の短寿命に終わるでしょう。
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勿論、バッテリープロテクターが作動する電圧は10.5Vですから、これはもう緊急避難と言わざるを得ません。
もう少し平たく言いますと、バッテリープロテクターが作動するような使い方は絶対しない方がお得です。
XINNENGバッテリーの放電特性とサイクル寿命グラフです。
満充電から放電限界電圧12.0Vとしますと、放電電流5.5Aであれば、10時間使用出来ると読めます。
放電限界を12.0Vと設定しますと、一般的な鉛サブバッテリーですと満充電から約50%放電と成ります。
サイクル寿命1,000サイクルは、放電 約55%時のサイクル数なのです。
放電を30%に抑えますと、サイクル寿命は約2,300サイクルまで伸びます。
如何に放電を適切に抑える事が長寿命に繋がるか明白ですね。
100Ahの容量が有るからと言って、100Ahの電力を取り出せる訳では無いのです。
バッテリーの寿命は無視するとお考えの向きは、この限りでは無いのですが・・・。
キャンカーエアコンの実際の使用電力に付いて、こちらに詳しくデーター取りされて方が見えますので参照下さい。
<ロードバイクとキャンプカーとアウトドア日記>
http://camcar.blog76.fc2.com/blog-entry-690.html
(勝手に参照させて頂きました)
サブバッテリーのお話は尽き無いのですが、今日の所はここまでとします。
キャンカー搭載のエアコンは電源さえ有れば充分冷え実用上は問題有りません。
しかし、サブバッテリー稼働時にはその電力に制限が有りますので、おのずと制限が有ります。
サブバッテリーの寿命を考えますと、電圧12.0V 50%放電に抑える事が重要です。
万一、12.0Vより電圧が低下しますと、10分程度エンジンを始動し走行充電を使いますと、凌げるかと思われます。
あとはソーラー頼みでしょうか?!
キャンカー装備品でエアコン以外ですと、電子レンジ、IH機器、湯沸かしポットなどは大電力を使用しますから要注意ですね。
出来れば使用頻度を下げる事が、サブバッテリーの長寿命に繋がります。
kenyのサブバッテリーも5年目ですから、今年辺りは「ヤバイヨ! ヤバイヨ!」でしょうか?
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Kenyが励みにさせて頂きます。
<参考> ロードバイクとキャンプカーとアウトドア日記
XINNENGバッテリー