植原翠著『喫茶『猫の木』物語。~不思議な猫マスターの癒しの一杯~』
セクハラ部長をひっぱたいたら、田舎町の支社に飛ばされた主人公・夏梅(なつみ)。
支社での風当たりも強く、泣きそうな気持ちで帰宅途中、出会った猫に連れられるようにして
喫茶店『猫の木』にたどり着く。そこのマスターがなぜか猫のかぶり物を被っていて……。
夏梅の元カレみたいにドン引きするのが普通の反応のような気がするけれど、
かぶり物のせいか、落ち着いたやさしい声のせいか、マスターに自然と心の中の気持ちが
吐き出せてしまう。
そんなこんなで、ほかのお客さんもマスターに話を聞いてもらい、ときに夏梅が持ち前の(?)
毒舌で口を挟み……最終的にお客さんはハッピーになる、という短編がいくつも収められています。
その過程で、夏梅とマスターの間にほんのりと恋が芽生え……。
けれど、結局マスターは最後までかぶり物を取りませんでしたな。
セクハラ部長をひっぱたいたら、田舎町の支社に飛ばされた主人公・夏梅(なつみ)。
支社での風当たりも強く、泣きそうな気持ちで帰宅途中、出会った猫に連れられるようにして
喫茶店『猫の木』にたどり着く。そこのマスターがなぜか猫のかぶり物を被っていて……。
夏梅の元カレみたいにドン引きするのが普通の反応のような気がするけれど、
かぶり物のせいか、落ち着いたやさしい声のせいか、マスターに自然と心の中の気持ちが
吐き出せてしまう。
そんなこんなで、ほかのお客さんもマスターに話を聞いてもらい、ときに夏梅が持ち前の(?)
毒舌で口を挟み……最終的にお客さんはハッピーになる、という短編がいくつも収められています。
その過程で、夏梅とマスターの間にほんのりと恋が芽生え……。
けれど、結局マスターは最後までかぶり物を取りませんでしたな。