ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

川端康成『雪国』

2009年07月04日 | 読んだ本(日本語)
冒頭部分だけなら知っているけど、読んだことのない和書その1。

翻訳学校の先生に「情緒的な文章を訳すには人生経験が必要です。さまざまな本を読んでそれを補いましょう」と言われたことがある。そこで、出産&育児で休学中に、大好きなミステリ以外で今まで読もうとしなかった分野を読むことにした。

それで読んでみたわけだが・・・。

男が国境の長いトンネルを抜けて雪国に行くのは、さる温泉町(村?)にいる恋仲の芸者(?)に会いに行くため。読んでいくとわかるのだが、男には妻も、はたまた子もいる。でも、“妻にばれて妻が殴り込みに来る”とか“デート中に子どもと遭遇し、「父ちゃん、フケツ!」って言われる”とかそういう展開はない。物語は落ち着いたトーンで静かに進んでいく。

で、えっ、そこで終わっちゃうのって感じで終わる。内容も、わかるようなわからないような。だからどうなのっていう感じ。でも、そう思うのは、やはり人生経験が不足しているからなのだろうか。もうちょっと歳を取ったらもう一度読んでみよう。

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