京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

朝刊を見て・・・

2007-01-18 17:58:57 | 妻!日記
 今朝、起きまして。
 いつものように新聞を手に取り。
 中からチラシを抜きまして。
 見ておりまして、あれっ?と思うことが。

 毎週木曜日には、京都新聞 もくよう版の「KOTO KOTO 」 が入れられてまして。
 そのおもて表紙には、絵本作家の永田萌さんの絵とエッセイが掲載されているのですが。
 今日の絵は、何かいつもと感じが違う?と思ったのです。
 (いつもは、優しい雰囲気ながら、わりとはっきりとした色使いをされている。)

 なんでだろう?
 いぶかしく思いながら、エッセイを読んでみますと・・・

 永田さんは、透明感あふれた美しい色彩を持つ、カラーインクを好んで使われているそうなのですが。
 しかし、光に弱い特徴があるそうで。
 永田さんの絵は、「時間がたつと色あせる」のだそうです。
 だもんで、彼女の絵の展覧会場は、絵の保護のために明かりを落としてあって、薄暗い・・・

 どうにかならないものだろうか、と考え続けてこられた永田さん。
 「カラーインクとそっくりの魅力を持つ画材」にめぐりあったのだそうです。
 それが、染色の街京都ならではのもの、「染料」なんだそうです。
 


 「絹に描き、色を定着させた後は表具の技術で裏に和紙を張る。

  絹は紙のようには扱えず失敗も多いが、
  たくさんの優れた技術を持つ方たちの力を借りて出来上がった絵は、
  わたしの理想に少しずつ近づいている。
 
  カラーインクそっくりのグラデーションを絹の光沢が支え、いっそうの深みが出る。」






 「何より嬉しいことに、これだと明るい場所に展示できる。」

 亡くなられたお母様と同じ、「絹絵」(お母様は、「きぬゑ」さん。)と名付けられたそうです。
 とっても素敵ですね。
 たまたま朝刊で見かけた絵画に、そのようなストーリーが育まれているなんて。
 きっと、他にも、様々な絵画、お着物、彫刻、音楽その他芸術エトセトラ・・・
 いろんな物語があるんでしょうね。

 知りたくなった妻!でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うちも (うみうま)
2007-01-19 08:13:04
京都新聞なのですが、昨日は一日ばたばたで見逃しておりました。見てみよー!
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うみうまさま (妻!)
2007-01-19 15:20:47
木曜版、クロスワードとか、間違い探し、あるでしょう。
ブログ始めるまでは、あれを「頭の体操」にしてました。
あの間違い探し、けっこうレベル高いです・・・
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永田 萌さん (yuu)
2007-01-23 13:26:03
懐かしいお名前を拝見しました~☆
永田さんの絵本、本棚を探したらありました。

そっか 京都のかただったんですね!
絹に染料で…
明るい場所が似合いそうな永田さんの絵。
元気でご活躍されていることがわかり
嬉しいです。
絵本のイラストUPしてみようかな!?
妻!さんの知的好奇心はなかなかのものですね(^^♪
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yuuさま (妻!)
2007-01-24 17:06:42
そうか!
永田萌さんは、すごい方だったんですね。
京都・三条にアトリエを持ってはるし、今、京都銀行の通帳のデザインも、永田さんのデザインになっているので、すごく身近に感じるんです。
毎週、新聞の木曜版で拝見できるのは、ほんと幸せなひと時です。
(なのに、どうしてスクラップしてないんだろう・・・、もったいない。)

そう、今までも、何度も木曜が来るたびに、「今日は、永田さんの絵を紹介しよう!」思ってましたが、忙しさにかまけて。
また、今度も紹介しますね。

染色。
こないだ、着物デザイナーのyou_saiさんのブログを拝見してましたら。
カジュアルものの展開で。
ジーパンに染色されたり・・しているそうでして。
そこらへんから、永田さんのこの記事にも、特別興味をひきました。
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