京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

花びら餅。

2008-01-05 21:37:25 | 妻!日記
今年のお正月は、皆で花びら餅をいただきました。



(あらたまった事には無頓着な我が実家。
 当然、菓子皿?らしきものはないので、唯一それらしい皿。
 本当は、貰い物らしき皿があり、気に入っていたのですが・・・
 菖蒲柄だったので、ちょっと無理ですよね。
 ちょっと、土台が薄色でぼやけてしまいましたが。
 意匠・若草に花びら、ということで

野暮なことを言うようですが。
どうも、中のゴボウの甘いやつが苦手でして・・・
京都駅構内で売っていた、某有名御菓子処の花びら餅は横目で見ながら・・・実家に帰ったのですが。
(新幹線で広島の実家に帰省、というわけです。)

やっぱり、お正月には花びら餅、ということで。
30日に出先で買ってきました。

 
その出先・・・



広島市内を走るチンチン電車。
(これを言うと、次男が喜ぶんです
江波線の舟入本町電停です。

その西側にある和菓子屋さん。



達屋さん。
広島には珍しい、こじんまりした和菓子屋さんです。
確か、ご主人は若い頃京都で修行したと、雑誌か何かで見たことがあります。

我が実家からは・・・
JRで約10分の広島駅まで出て、チンチン電車に乗り換え、約20分。
決して近くは無かったのですが。

何を隠そう、高校時代の通学路でしたので、すっごい懐かしい場所なのです。
(高校時代は、海に近い江波に住んでいました。)
今では引っ越して、遠くなってしまったのですが。
青春時代?を過ごした場所はやはり懐かしく・・・
子達三人を連れて、やって参りました。

この和菓子屋さんのまん前の道路が、バス路線になってるんですが。
すぐ先が、国道2号線。
信号待ちは結構長いのですが・・・
よく、この和菓子屋さんの前で、バスが止まっていたんですよねえ。

食欲旺盛な女子高生が、興味を示さないはずはありませんよ。

でも、上品な和菓子屋さんなんて、敷居が高すぎるし・・・
売ってある品物が、女子高生のはした金で買える物か否か、それすら分からない・・・

好奇心は膨れるばかりで。
夢にまで出てくる始末でした。
(ドリフのコントの急な坂、ありますよね。
 夢の中では、この達屋さんが、坂の頂上にあって・・・
 当然、たどり着けないんです。)

このお店に初めて行ったのはいつだったのか。
覚えていませんが・・・
たぶん、親から貰った交通費のヘソクリを貯めたお金か・・・
高校2年か、3年にお小遣いを貰うようになってから、行ったのか・・・
(それ以前は、お小遣いは特にありませんでした。
 だから、バスを使わず、歩いて帰って、バス代として貰ったお金を貯めていました。)
 
勇気を出して、学校帰りに達屋さんに行ったら。
息子さんと学校が同じだったみたいで、すごく温かく迎えてもらいました。




さて。
この日、達屋さんに入ったら。
奥さんではなく、ご主人さんが接客されていました。

先客さんの接客に追われていて・・・
ご主人さんが
「おい!おいや!」と、奥さんを呼んでおられて。
「今出られんのんかいのう。おいや。」
と、懐かしい~広島弁を聞かせていただきました。



と、そんな懐かしいお店の花びら餅。
元旦の朝、軽くお雑煮を食べた後のお茶受けで出したのですが。

なんとも繊細で、京都に持って帰っても、遜色ないお味。
(多少、地元びいきもあるでしょうが。)
苦手だったゴボウまで、美味しくいただきました。

全体的に、塩味が効いていて、お餅はもっちりと歯切れの良いもの。
良い新年の幕開けとなりました。






 

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