京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

恋焦がれていたお蕎麦・再会

2007-08-17 21:54:35 | 妻!日記
 度々、我がブログに登場しているお蕎麦。
 私、すっかり蕎麦好きですが・・・

 もともと、それほど好きではありませんでした。
 
 子達の妊娠中・・・
 食べれない食べ物(科学的根拠の無い、食べづわり・・・というヤツです。)の一つだったお蕎麦。
 特に、お蕎麦と海苔の組み合わせを見るだけで、吐き気を催していました。

 出産後は、それほどの抵抗は無くなりましたが。
 基本的に、可でも不可でもない・・・アウトオブ眼中というやつ、でした。

 ですが!
 その私が、結構な蕎麦好きに変身してしまった!
 倉敷のお蕎麦屋さん。
 
 シンプルでありながら、つやつやプルプル。
 芸術品のようなお蕎麦に・・・
 二泊三日の旅行最終日の、ごちそーなんて見る気もしない!疲れた胃袋でありながら・・・
 あまりの完成度(?)に取りつかれてしまいました。

 それ以後。
 ことあるごとに、「あの時のお蕎麦は美味しかったな。」と思い出す日々。
 雑誌などで紹介されたお蕎麦の写真を見ながら、「あそこみたいに美味しいのかな。」と思う日々。

 ブログの皆様の御好意から・・・
 お手製のお蕎麦を頂いたり。
 オススメのお蕎麦屋さんを教えていただいたり。

 様々なお蕎麦に出会うことができ、嬉しいこと、この上なかったのですが・・・

 肝心の・・・
 一目惚れお蕎麦の、味を思い出すことが出来ない・・・
 わが身の愚かさに気が付きました。

 だって、食べに行ったの、もう二年半前なんだもん。
 それに、頼んだお蕎麦、ほとんど子供に食べられたんだもん。
 ・・・・・・

 なんと言い訳しても、しょうがありません。

 これは、もう一度行かなければ・・・
 再訪の必要性に気が付きました。

 で。

 広島に帰省途中の8月3日、岡山で一旦新幹線を降りて、倉敷にいき、お蕎麦屋さんに寄ることを英断しました。

 (くしくも、九州台風上陸の翌日、中国地方も上陸の可能性がありましたが、なんとか反れた・・・
 そんな悪天候の中、子達3人連れて行った,無計画でおバカな母親です。)

 しかも!
 用意の悪い・・・
 小雨がポツポツ、結構風が吹くのに・・・
 傘を持ってこなかった(ど~してだ!)私・・・

 若!、はっきり行って、行きたくないんだろうな~。
 絶対、心の中で「行きたくね~」とか思ってるよ。
 でも、妻!が怖いから、言い出せないのね。
 かわいそうに・・・

 反対の鶴の一声を出されては、せっかくのお蕎麦屋さん行きが、目の前で立ち消えになってしまいますから・・・
 妻!は、超ハイテンションで倉敷駅を出発しました。

 徒歩10分くらい。
 大人の足で・・・

 行く気のない子供の足だと何分だろう・・・
 怖くて、時計なんて見ませんよ。

 オマケに、えびす商店街でダラダラ買いの妻!。
 若!は、沸騰しかけになっておりました。
 はっきり言って。
 (最後は、二人とも爆発しましたがね。)

 そうして、山あり谷あり到着した、憧れのお蕎麦屋さんです。

 ジャ~ン!!!


 (到着寸前で転んでしまった次男、うやうやしく包帯してます。)



「江戸切りそば 石泉」さんです!

 倉敷市中央一丁目8-9
 (086)434-3733

 平日 11:30~15:00
 土日祝 11:30~15:00 17:00~20:00
 月曜定休日 *祝日の場合は翌日

 倉敷駅からは、駅前の大通りを海側に直進。
 芸文館手前の交差点を左折して、すぐです。

 

 実のところ・・・
 二年半ぶりの再訪なので、店構えを見ても、ピンときませんでした。
 でも、中に入って、テーブル席の配置、奥左手の大座敷、真ん中のトイレ・・・
 見て、思い出しました。
 
 感激!

 前回訪れた時は、開店直後の時間だったみたいで、まだ、がらがら。
 でも、食べてるうちに、サラリーマン客で混雑してきて・・・
 地元に愛されてる店だと分かりました。
 確か、「本日、山形産の蕎麦粉使用」とか書いてありました。
 そのときは、「ふ~ん」くらいに思っていたのですが。

 今回も、混雑を避けて、開店直後の時間に・・・
 到着できるように、新幹線の指定まで、して来ました。
 (だけど、傘は忘れた・・・)
 でも、台風上陸が幸いしたようで、がらがら。
 座敷の個室に通してもらいました。

 これで、心置きなく、撮影も出来ると喜ぶ、妻!。
 恐縮でございます。
 


 なんというか。
 蕎麦屋さんらしい、メニューです。
 こういうところも、ポイントが高いです。

 とにもかくにも、ざる蕎麦4人前を注文。
 (うち一つは、おろし蕎麦。あと、御褒美アイスも注文。)



 ジャ~ン!!!
 憧れのお蕎麦です。
 (もっとアップで撮ったら、質感が分かったのにね。
  データ残量が少なかったんです・・・)

 憧れのお蕎麦はね・・・
 皆さんに御紹介いただいたお蕎麦にも遜色ない、とっても美味しいお蕎麦でした。

 実は・・・
 恋の魔力で、「トンビが鷹」ほどに、イメージが肥大しているのではないかと、恐れていたのですが。
 憧れのお蕎麦は、やっぱり素敵なお蕎麦でした。

 お蕎麦のイメージを、客観的にお伝えするには、まだまだ知識不足なのですが。
 おそらくは・・・江戸蕎麦(店名からして、当たり前なんですが)そのものでした。

 細麺ながら、歯ごたえガッチリ!
 ジャッキリじゃきじゃき。
 だけど、ぜ~んぜんモソモソなんてしていない。
 おつゆも甘すぎず、適当で、お蕎麦とのハーモニーを奏でていましたよ。
 
 そうそう。
 「蕎麦の若菜のお浸し」なるものがありましたので、注文してみました。
 


 あ~、はいはい。
 いわゆる、かいわれ大根みたいな・・・
 そういえば、スーパーで見たことあります。

 さっぱり涼感あふれるメニューでした。


 (蕎麦の実入りのアイスでした。
  お裾分けなんてしてくれないので、味は分かりません。)

 最後に・・・
 料理人が見たら、ビンタ食らわしそうな・・・



 「後から天麩羅」食べました。
 そ~いうのは、最初に頼めよ!と言われそうなのはヤマヤマ。
 
 だって、前来た時、天麩羅も美味しかったんだも~ん。
 お蕎麦食べても、まだ入りそうだったから・・・
 恥をしのんで注文しました。

 中年に片足突っ込んだ、れでぃの図太さです・・・

 モロヘイヤ、アスパラ、みょうが・・・
 (全部思い出せません)
 野菜の天麩羅でした。

 言わずもがな、美味しくて。
 野菜嫌いの長男も、パリパリ食べてました。

 ああ、母!のぶんが・・・
 と思いましたが。
 さすがに、追加を頼むのは気が引けて。

 今回は、これでオアイソいたしました。

 お店の方にとっては、台風の置き土産のような、変な客だったことでしょう。
 おかげで、良い食事、旅が出来ました。
 

今日、帰京しました。

2007-08-17 15:41:27 | 妻!日記
 つい先ほど、京都に帰って来ました妻!です。
 新幹線から降りた京都は、うだるような暑さで、びっくりしました。
 広島も暑かったけど、京都も暑い・・・
 大原に帰って、一息です。

 さて・・・
 恐縮ですが。
 話は、8月3日に戻りまして・・・

 広島に帰省途中の倉敷です。


 (倉敷駅前から美観地区までは、えびす通り商店街を通って行きました。)

 倉敷で食べた蕎麦が美味かった・・・
 ど~しても、もう一度食べたい!
 という執念から・・・
 
 台風上陸日だというのに
 子達3人連れて、途中下車しました。
 
 若!も居るから安心!
 と言いたいところですが・・・
 結構悪天候の上に、子達歩く気を失ってるし・・・
 「え~、マジで行く気かよ~」という感じで、だるそうに付き合ってくれました。

 台風、けっこう岡山の上部の日本海に居るかも・・・
 というくらい、天気が悪かったのですが。
 食い気に勝るものは無し・・・
 もう後ちょっとで、あの美味しいお蕎麦が食べれる、というのに、あきらめるわけにはいきません。
 
 頑張って行きました。

 本当は・・・
 倉敷駅前からバスで二駅ほどなのですが。
 それでは味気ないので。
 ちょっと歩いて、有名な美観地区の前を通っていくことにしました。
 (これが、結構墓穴を掘ることに・・・)


 (若!の不機嫌・最高潮の時。鶴形山公園の入り口です。)



 倉敷へは、高校時代から、ちょくちょく遊びに行っていました。
 この商店街がとても楽しく。
 一人旅の寂しさは、にぎやかな観光地・美観地区で紛らわしていました。

 この商店街を抜けるまでに・・・
 赤子のサンダル、備前焼の器、などなど散財してしまいました。

 備前焼のお店では、「ひだすき」の器や、コーヒーフレッシュ入れみたいな安価な小物を買いました。
 意外と安かったです。
 学生時代には、高価で・・・なかなか手が出ませんでしたが。
 今回は安い!と考えてしまったのは、単なる主婦の衝動買いでしょうか?



 若!と喧嘩をしながら。
 美観地区へようやく到着し。

 ここまで来れば、お蕎麦屋さんにもあと少しです。



 美観地区を、大原美術館を通り過ぎたあたりから右折して、しばらく歩くと、蕎麦屋さんに着きました。

 (続きはまたあとで)